ドブクロス

今日ご注文頂いた 4PLY (糸を4本撚り合わせて作った糸で織った
腰のある生地)スーツは、昔の雰囲気を再現した、
質感も見た目にもクラシカルなドブクロスです。

ドブクロスとは英国のドブクロス村に由来する織機の名称で
クロスは CLOTHではなくてCROSSですから、
生地という意味ではありません。
よく間違われて解釈されるのでこの場を借りて詳しく説明させて頂きました。



上の画像は、ドブクロスだけを使って生地を織っている
英国ハダスフィールドにあるイングリッシュオークミルズです。
映画 「嵐が丘」の舞台になった所です。
ちなみに日本では北海道の美瑛の風景と似ています。



下の画像にあるような 木製のシャトルを左右に走らせながら
ゆっくり手間暇かけて織っていきます。
ちなみに、現在の最速織機と比べると、実に6倍近い時間がかかります。

まさしくずっと僕が主張し続けている「時間と効率の現代に逆らって」 ですね。


コメント / トラックバック 2 件

  1. HIGH! より:

    初めましてHIGH!といいます。いつも楽しく読ませてもらっています。

    以前のダイアリーもブログになっていることに今日気付き、初めて書き込みました。

    ドブクロスは何柄くらいありますか?

    興味があるので一度見に行きたいのですが、実際に織っている工場に行かれたのでしょうか?

    いきなり色々質問してしまって申し訳ないです。



  2. masseattura より:



    HIGH!さん、お問い合わせ頂きありがとうござます。

    ドブクロスは、バンチサンプルだと、結構な柄数が揃っています。

    ですが、結構高価な生地が多いです(苦笑)。

    以前、

    着分で仕入れた格安な生地も、数着分ですが見て頂けます。

    またヴィンテージと云われる生地には、その時代性から

    ドブクロスで織られた物が多いです。

    昔は普通に織られてた生地ですが、効率を追求した結果、

    どんどん減ってしまいました。



    詳しくは、英国八ダスフィールドのミルを訪れた時の事を、

    ホームページの『コラム』に書いていますので、そちらをご参考下さい。

    http://www.masseattura.com/column/s_column10.html



    よかったら、是非お越し下さい。

    実際のドブクロス見て頂きながら、色々と話をさせて頂きます♪

    また、基本的には先約最優先とさせて頂いておりますので、

    事前にご連絡頂ければ、他の方と重ならないように調整させて頂きます。





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