お客様のご希望で切り替えた上襟です。
通常マッセアトゥーラでは、上襟は剥がずに1枚で仕立てています。
剥ぎを入れない方が見た目には綺麗なのですが、
そうすると生地の特性上、戻ろう戻ろうとする力が強く働くので、
湿度が下がって空気が乾燥してくると、ラペルのロールは甘くなりがちです。
このライトグレーフランネルをご希望されたOさんは
ボタン位置の高い3Bをご希望されましたので、甘く返ってしまって
Vゾーンが深くなってしまう事を防ぐ為に、上襟を剥ぐ事を提案させて頂きました。
生地の特性からすると恐らく問題はないと思われたのですが、
究極の選択?で、起こりえる可能性を伝えた上で、ご判断頂きました。
今週は公私共に疲れました、、
充実した疲れ方なので、精神的にはオッケーですが、
体の方はかなり疲れました。
色々なメーカーを試しましたが、
僕はこのフジ医療機のマッサージチェアが好みに合っています。
全身コースの15分後、天国か地獄か、、
気持ちよ過ぎて寝てしまうと、エラい目に遭いますからご注意下さい(笑)。
マッセアトゥーラにお越し下さるお客様には地域性を感じます。
大阪のお客様は派手目の色柄を選ばれる方が多く、
決められるまでに、1時間以上じっくり考えられる方がほとんどです。
スタイルもデザインも、凝ったものを希望される方が多いです。
九州のお客様は逆にコンサバと云うか、
オーソドックスな色柄でベーシックなスタイルを希望される方が多いです。
東京のお客様も同じくコンサバな方が多く、
しかし、決め方は意外に関西っぽいかもしれません。
生地選びだけで2時間以上に及ぶ方もいらっしゃるくらいですから。
と言うか、関西ご出身の方が多いのかも(笑)。
でも関西人の僕としては、あれやこれや色々と考えて、悩んで選ぶ方が
印象に残る〝感じ〟がして、好みですけどね♪
今日届いた2着のWoolフランネルのスーツ。
個人的には、フラノのその優し気な表情が大好きなのですが、
ロンドンマーチャントのマネージャーが、「最近フラノの売り上げが世界的に低迷している」
と云っていた記憶が、既に5年以上過去のものとなりました。
空調設備の充実で、目にするスーツは10Monthsスーツなる
通年着用可という薄手の生地を選ぶ人が多い中で、
こんなフラノ地で仕立てたスーツは
さり気なく目立ちます。
ウォームビズが話題になっている今、
もしかしたら、ソフトな肌触りで暖かい、こんなフラノのスーツが
復活するかもしれませんね!
ビジネスシーンでは、たとえ間違っても
ジャケットの下にWoolのニットベストなんて着て欲しくないですよね。
それだったら、ウォームビズを言い訳にした〝単なる手抜き〟だと僕は思うから、、、
いつも奥さまと、話がてらお越し下さるSさんから
こんなお土産を頂きました。
中身は、仕事が超ハードで健康に気遣われているSさんらしい選択だなって思う
『和田萬』 の胡麻三昧です♪
それに何より〝手描きの〟のし紙に感動しました。
ホント毎日、お客様から多くの感動を頂きます。
Sさん、ありがとうございます。
秋冬の生地、まだチラホラ入荷しています。
今日のこの〝Eゼニア〟の生地はジャケット地なのですが、
スーツの要尺分を仕入れました。
プレタ(既製服)では、マスゾーンをターゲットにMDが組まれますから、
なかなかメンズではジャケット地のスーツを見かけませんが、
だからこそ、オーダーならではの差別化です。
スーツとして着ると、もちろんお洒落だし、
ジャケットとパンツをセパレートに着ることも可能となり、便利です。
実際に仕立てられた方は、特に実感して頂けると思います。
もちろん、打込みの甘過ぎる生地だと膝や尻が抜けるので、
出来るだけ抜けにくい生地を選ぶ事もコツです。
【抜ける】膝や尻の部分の生地が伸びて、前方に突き出る事。
スチームアイロンで蒸気を当ててあげると回復します。
滋賀のI さんから頂いたBeerです。
最近この2本にハマってらっしゃるそうで、是非!との事で頂きました。
コクがあるのに、ベルギーの白ビールみたいに甘くなくて美味!
ありがとうございます♪
1日で、ご新規お2人の採寸が続くと喉が渇きますね。
シャベリ過ぎかも!?(爆)
さぁ、仕事仕事ー。
酔って手先が狂って、、変な服が、、
なんて事はありませんので、ご安心下さいね♪
Kさんからお勧め頂いた雑誌です。
毎月大量に発行される新刊書の中から「一読の価値ある本」、「内容の充実した素晴らしい本」
これらを厳選して10冊分紹介してくれる雑誌TOPPOINTです。
その10冊の本の概要を、1冊当たり4ページに分かりやすく紹介してくれます。
そのうち1冊は新刊書じゃなく、昔から読み継がれるロングセラー。
この中に、自分にとって興味のあるものがあれば
それを読めば更に見識は深まりますよね。
Kさん、ご紹介ありがとうございます!
これ、僕が20年近く着ているモノです。
Gジャンスタイルですが、使っている素材は
サテン(朱子織)といって、生地の織り方で代表的な3種類で、平織、綾織と並ぶものです。
このサテンと云う生地は、他の織り方に比べて光沢もあり、
皺にもなりにくいのですが〝摩擦に弱い〟と云う欠点もあります。
そうは言うものの、これは20年選手!
物持ちの良さでは昔から定評のある僕なのです(笑)。
そんな事はどうでもよくて、、
何故これを紹介してるかと云いますとですね、
これからの季節、ツィードのパンツにスウェードのチャッカーブーツなんかを合わせ、
BDシャツに、こんなジャケットを合わせたスタイルって、意外にも
センスよく上品にまとまるものです。
綿とは云うものの、この生地の光沢とドレープ感による影響も大きいでしょうね。
’70年代の雰囲気を醸すLeeウエスターナー、
’70年代リバイバルのワードローブに是非いかがですか?
とは言っても、マッセアトゥーラでは売ってませんけどね(笑)。
これは、ツイードのスーツを作って下さった方に、
上下セパレートで着て頂く時の着こなしとして、ご提案させて頂いております♪