マーティンソンのヴィンテージ生地を使った2Bスーツに入れたネームは、、、
Oさん!この遊び心、僕も大好きです♪

綺麗にシェイプされたウエストラインの画像も捨て難かったのですが、
僕も〝遊び心〟でこちらの画像を選びました(笑)。




先月会いに来て下さったミラノのKさんが画像を送ってきて下さいました。
イタリアの空気、皆さまにもお裾分けです(笑)。
Kさん!これからも送ってきて下さいね♪
楽しみにしてまーす♪


以下に、Kさんから頂いた、
2回のメール原文を、Copy&Pasteさせて頂きます。
Kさん「著作権は主張いたしませんので(笑)。」との事です(笑)。
同じミッションを持った同胞として、これからも宜しくお付き合いをお願い致します。

■柳瀬さん、お元気でしょうか。
日本でもずいぶん寒くなったのではないでしょうか。

ミラノは昨日から、またもや雪が降って軽く積もりました。
写真は、職場の窓からモンテナポレオーネ駅方面を撮ったものです。

日本から帰ると、となりのホテルにイルミネーションがついてました。

■SARTORIA ○○○○○○○の○○です。
先日は2日間にわたり、色々と貴重なお話をお聞かせいただいて、ありがとうございました。
お礼が遅れまして申し訳ありません。

昨日の夜にミラノに着きました。着いてみると気温は0℃で、
道を走る車の天井には雪化粧がうっすらと。

日本に行っていた、たった1週間の間に、2回も降雪があったそうです。
こんな事はミラノでも珍しいそうですが。

とにもかくにも、今回柳瀬さんとお会いできたのが何より有意義でした。
(途中省略)

世間との認識の格差に愕然とする日々・・・
柳瀬さんには遠く及ばずながら、
今回の話は自分自身も少なからず考えたことのある問題が多く、
改めて今後の自分のポジショ二ングの難しさを突きつけられたような気がしました。

その反面、柳瀬さんのように、ご自身の造形にプライドを持って
表現されていることを「素晴らしいなぁ」と感じ入りました。

どうすれば「自分にとってのいいスーツ」の価値基準を
ディテール偏重主義、テクニック偏重主義から脱却させることができるのか、
という事も、もっと考えていかなくてはならないと感じました。

今現在、時差ぼけで意識が朦朧としているので込み入ったことは書けませんが、、、
(以下省略)



最近、色々と買ってます。
リクエストがあれば、只今受付中です!(笑)



ドランブイ、是非お試し下さい♪
美味しいですよ!


ウエストを詰めて欲しいとご希望のTさんのパンツ、
ウエストを詰めないで、ブレイシーズボタンを追加することに。

詰め寸は5cmと大きかったので、そんな場合は後ろ側だけで詰めてしまうと
ピスポケット(お尻のポケット)がセンターに寄り過ぎてしまって
バランスが崩れるので、左右両サイドでも詰める
3方詰めと云う方法を使います。

しかし今回は、万が一また太られても着れるし、
これは偶然ですが、元々ベルトループのないタイプでしたので
まさにブレイシーズ専用にされても似合うデザインだからという事で、
ウエストはそのままにしておいて、ブレイシーズボタン(画像の白い釦)を加えました。

以前とはイメージも変って、
新たな気持ちでご着用頂けるパンツになりますね♪





ウールエキスポのビキャッシュで仕立てられる2着のコート。
デザインはチェスターフィールドと呼ばれる
正礼装で使われるコートです。

簡単に云うと、シングルのジャケットの着丈だけを長くしたデザインです。
唯一違うのは打ち合いが〝比翼仕立〟といって
ボタンを留めると、ボタンが隠れるようになっている事です。
それ以外は着丈を短く切ってしまえば、まさにシングルのジャケット。

正式には上襟にベルベットを張るのですが、今回のお2人は張られませんでした。
いきさつを話し出すと長くなるので、またの機会に(笑)、、

ゆったりしたシルエットの多いチェスターフィールドですが、
オーダーならでは、ウエストシェイプの効いたシェイプドシルエットに仕立てませんか?




ヒップ周りのフィッティングが今回の補正でバッチリ決まって良かったです。
お待たせして申し訳ありませんでした。

尻刳線で-0.7cm、股巾後身側で-1.5cm、前身側で-0.5cm、
ポケットラインの引き直しなどの補正を加えて、
スッキリしたラインに。

今回の問題点は股上20cmと〝かなり〟浅くした為に
ビビッて?思い切った線を引けず、少しユトリを持たせ過ぎたせいもあります。

Hさん、今回は勉強させて頂きました。
最後は素敵なスーツに仕立てあがって嬉しいです。
ありがとうございました!

フィット感は当たり前として、1着目でここまでイメージ通りのデザイン&シルエットに
仕上がったのも、Hさんお気に入りのポール・スミスWomenのスーツを
お持ち下さり、好きな部分とそうでない部分を的確に
お伝え下さったからです。

これぞ、着手側と作り手とのコラボレーションですね。

今シーズン着終わった頃に、素直な感想で
お客様登場、お願いしまーす♪


年末年始のお休みを
12月30日~1月3日とさせて頂きます。

また、フィレンツェでの製品展及び買い付けの為、
1月6日~18日まで店舗はお休みを頂きます、長らく申し訳ありません。

いつも欠かさず見ているファッションショーのダイジェスト誌ですが、
やっぱりライヴには敵いませんからねっ♪



日程中程でパリにも行き、今回も
本場の着こなしや色使いをたっくさん盗んできます♪

昔のフランス映画の名優のスーツ、英国やイタリアのクラシックなスーツは当然の事、
オーダーと云えどもトレンドは外せません。

皆様のどんなご要望にもお応えできる懐の深いテーラーを目指して
今回も1日10キロ!足が棒になるまで歩いてきます(笑)。

今度のピッティ、何か大きな変化がありそうな気配!?


デザインはクラシックなリーバイスの3rdモデルを踏襲し、
シルエットはトレンドのスッキリタイプ。

こういうの、好きなんですよね。
基本を押さえつつ、時代性を取り入れる。

その日の気分で、オリジナルのリーバイス3rdを着るか、
リデザインされた3rdタイプを着るか、、


ビッグ&トールなKさんのスーツ、
48サイズのマネキンに合わないのでハンガー吊にて失礼します(笑)。

何とも微妙な色合いの深味のある茶色をしています。
そのボディーにベージュのストライプ。

この絶妙なマッチングが素晴らしいんですよね!
現物を見てもらえば、きっと納得です♪

パッと見は派手ですが、この派手さが品良く粋に映るか、
品悪く野暮ったく映るか、、着る人次第ですね。
車と同じ事です(笑)。



僕ならクラシックに着るなら白シャツを基本として、
スポーティーに合わせるなら、ストライプのベージュに合わせてベージュのソリッドタイを、
エレガントに合わせるならバーガンディーのソリッドタイを合わせます。

モードに着るなら、ベージュのシャツに、
ミディアムブラウンのソリッドタイを合わせます。

スーツ自体が個性的な色&ハッキリした柄なので、無難な合わせ方かもしれませんが、
僕ならタイはソリッド、色使いも極力押さえて同系色のグラデーションでいきますね。

お渡し後Fさんからわざわざお電話を頂きました。
前者の2パターンは手持ちのアイテムでコーディネートできるので、
最後のモードっぽい着こなしの為に、靴までベージュ(エイコンカラー)を買われたとか。

ビジネスから、遊びまで、、懐の深いスーツですね(笑)♪


Hさんお気に入りのスーツの綺麗なシルエットを維持、昇華しつつ、
そのフィッティングレベルを、より高めたスーツ。



綺麗なフィッティングは、着る人の体の曲線をなぞり、
それはどんなディーテールにも勝るものです。

今回の1着目では、パンツのフィッティングが甘く、
手直しに少々お時間を頂くことになりましたが、楽しみにお待ち下さいね。
きっとご満足の頂けるシルエットを実現してみせますから!

裏地の色使いも最高で、
どこかの英国デザイナーズ物みたいですね(笑)♪
※レディース・スーツです