イタリア人の色使い

(2006年1月7~9日)
街角スナップ@ベネチア編

シビれる程、ブルジョワっぽい雰囲気を持った人でした。
でも、写真をみてガックリです。
ドレープ感や素材の質感など、この写真では全く伝わってこないのが残念です。
今回のイタリアでは、僕の中では最高得点(笑)。

シルエットの綺麗なタイトフィットなデニム上下に、白のドレスシャツ。
ミッドナイトブルーのジャケットも最高、カシミア素材のマイクロヘリンボーンです。
靴だけを差し色に補色をもってくるあたり、イタリア~ンです(笑)。


次は、
ピッツェリアで見かけオヤジに写真を撮らせてくれと頼むと、
喜んでポーズを決めてくれました。
ベージュから黄色への絶妙なグラデーションにはノックアウトされました。
シャツに補色のブルーを差してるあたり、確信犯です(笑)。
良い物を着てるワケじゃないんですが(失礼!)、
色使いが巧みで、自分のキャラで服を着てるって感じでしたね。


ディスプレイも、ほらこの通り!
今シーズン、イタリアで大ブレークのグリーン系!のグラデーションに
ベージュで落ち着きを持たせて、上品に仕上げてます。
このセンスが、イタリアっぽいんですよね。


歩いてたら話しかけてきてくれた陽気なベネチアーノ♪
左の2人はグリーンのグラデーションで、
右のご夫妻の旦那さんは、イエロー系のグラデーション。
この人たち、別にファッショナブルでも何でもない、
普通の爺さん婆さんなんですが、それで、このレベルですからね(失礼)。


野菜もほら!ご覧の通り。
やっぱり色彩のオンパレードです(笑)。


そりゃ、こんな小さな時から、色の訓練をされるんですから、
DNAレベルで違ってくるはずですよね!


ここで、「イタリア人とは肌の色や髪の毛の色が違うから似合うんだよ!」とか
「街並みが違うから日本でそんなの着ると浮くんだよ!」とか
言ってしまえばお終いですよ(笑)。


コメント / トラックバック 4 件

  1. dainoji より:

     ほんと、あの色彩感覚には脱帽です。



     彼らは、「差し色は補色で・・・」とか深く考えているのだろうか・・・。

    確信犯なのだろうか・・・。



     私は頭が固いから、「じゃ色彩検定でも受けるか!」と

    考えてしまいますが、それでは、ただ試験のための勉強なのかもしれない。



     う~ん、色のコーディネイト、どうやって自分のものにしたらいいのか。

    苦悩は続きそうです。



     

  2. masseattura より:



    dainojiさん、イタリアお疲れ様でした!

    彼らって深く考えてないでしょうね、絶対に(笑)。

    コピー上?〝確信犯〟って書きましたが、

    実際には、生まれながらに身に付いた、ナチュラルな〝センス〟ですよね。

    そして生まれてからも、環境が彼らをそうさせる。



    もちろんイタリア人全員が全員じゃないわけですが、

    dainojiさんも感じられたように、

    日本人に比べて色彩センスのある人の割合は確実に多いですよね。

    ほんと「DNAレベルで違う」って思ってしまいます。



    僕の嫁さんが、色彩検定1級持ってるんですが、

    彼女が勉強してる時に、僕も一緒に勉強してきましたし、

    その後も多くの有資格者と会いましたが、

    僕は〝資格を持っている〟のと〝センスが有る無い〟は、

    全くの別物だと感じました。

    dainojiさんも感じられるように、〝色彩検定合格〝と〝センスの有無〟は別物。



    ただ、

    センスがあっても、それを理論的に説明できなければ相手には伝わらないし、

    そういう意味では、色彩学は必要な勉強だと思います。



    話はそれますが、

    色彩センスで言うと、微妙な色の差が見えているのは

    実は、イタリア人よりも日本人の方じゃないかな、と思います。

    ただ、見えていても、これまたセンスが有るか無いかは別物であって、、苦笑。

    でも、センスを感じる〝和装〟のレベルって、

    彼ら〝洋装〟の比じゃないくらいに〝粋さ〟を感じませんか?

    結局は、比べる事自体に無理があるんだと思うんですけどね(苦笑)。

  3. dainoji より:

    >dainojiさん、イタリアお疲れ様でした!



     どうもです。柳瀬さんもお疲れ様でした。



    >もちろんイタリア人全員が全員じゃないわけですが、



     ですよねぇ~。全員じゃないけど、確実に何か違う。

    イタリアの後、パリに行ったのですが、イタリアの諸都市より

    行き交う街の人々の色彩がほとんど黒・・・。

    サイズもフリーサイズというようなダブダブがほとんど。

    大阪のおばちゃんの方がセンスあるんちゃうかと思いました。



    >ほんと「DNAレベルで違う」って思ってしまいます。



     ずるいっすよねぇ~。

    絵になる街で、周りの人々の相乗効果も相成り・・・。

    あぁ~、本当にイタリアってずるい。



    >僕の嫁さんが、色彩検定1級持ってるんですが、



     うわぁ~!それで御飯食べれますやん!?



    >センスがあっても、それを理論的に説明できなければ相手には伝わらないし、

    >そういう意味では、色彩学は必要な勉強だと思います。



     おぉ~。納得納得。車の両輪のように両方必要ですね。



    >色彩センスで言うと、微妙な色の差が見えているのは

    >実は、イタリア人よりも日本人の方じゃないかな、と思います。



     へぇ~!これは意外。でも、日本の色の区分って実は

    すごい微妙で種類が多いですよね。



    >ただ、見えていても、これまたセンスが有るか無いかは別物であって、、苦笑。



     バランスよく自分をレベルアップさせる必要がありますね。



    >でも、センスを感じる〝和装〟のレベルって、

    >彼ら〝洋装〟の比じゃないくらいに〝粋さ〟を感じませんか?



     感じるのは感じるのですが、日常が和装とかけ離れているので、

    どうもピントこないっす。

    でも、その粋さを洋装に「うまく」取り入れたら、

    また、新たなセンスが生まれるかもしれませんね。



     とにかくがんばろっと(笑

  4. masseattura より:



    >イタリアの後、パリに行ったのですが、イタリアの諸都市より

    >行き交う街の人々の色彩がほとんど黒・・・。

    >サイズもフリーサイズというようなダブダブがほとんど。

    僕もパリに初めて行った時は意外だったんですが、お洒落な人は

    強烈な〝エスプリ〟を感じるのですが、

    お洒落な人と、そうでない人の差がありますよね。



    >ずるいっすよねぇ~。

    確かに、、ズルいです(笑)。

    彼らからみて、日本人のズルい部分って、どこなんでしょうね。

    これ読めば理解できそうなんですが、まだ読んでないんですよね~(苦笑)。

    http://www.1st-online-shop.com/4140880503.html



    >>僕の嫁さんが、色彩検定1級持ってるんですが、

    >うわぁ~!それで御飯食べれますやん!?

    うん、でも、、それじゃあ、、、栄養失調になりそうですが(爆)!

    嘘ですよ、嘘。栄養士の免許も持ってますから(嘘!)。



    >>色彩センスで言うと、微妙な色の差が見えているのは

    >>実は、イタリア人よりも日本人の方じゃないかな、と思います。

    >へぇ~!これは意外。

    >でも、日本の色の区分って実はすごい微妙で種類が多いですよね。

    そうですよね、和食の〝出汁の味〟の感覚に近いと思います。



    >>でも、センスを感じる〝和装〟のレベルって、

    >>彼ら〝洋装〟の比じゃないくらいに〝粋さ〟を感じませんか?

    >感じるのは感じるのですが、日常が和装とかけ離れているので、

    >どうもピントこないっす。

    確かに、、



    >でも、その粋さを洋装に「うまく」取り入れたら、また新たなセンスが

    >生まれるかもしれませんね。

    それそれっ!

    まねっこではなくて、日本流に、、

    イタリア人が英国への憧憬を持って、彼らのスタイルを築いたように、

    日本もこれからは、そこに向けてクロージングを再スタートさせる時期にきましたよね、、

    ワクワクしますね~♪



    >とにかくがんばろっと(笑

    そういう事ですよね、お互いに♪♪



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