シャツのボタン

マッセアトゥーラのシャツに使っているボタンは、天然の貝ボタン(3.5mm厚)です。
最近の技術の進歩で、限りなく天然に見えるイミテーションがあったり、
天然だけど、輝きの少ない高瀬貝(巻貝)がありますが、
やはり輝きでは、この白蝶貝(二枚貝)に適うものはなく、ギンギラギンです(笑)。
白蝶貝は真珠の母貝で真珠層を持ち、周辺部の緑・赤系を含んだ層と、
輝きの強い銀白色層があるせいで、深みの有る色(パール色)を醸し出します。



この輝きも、洗濯の方法次第では失われたりするので、ちょっとした注意が必要です。
酸性・アルカリ性を問わず、酸の強い洗剤を使わないようにして下さい。
やむ得ず使う場合でも、長く浸さないように。
その他の詳しい事は、お店では皆さんにお伝えしているのですが、
ここでは長くなるので、省略させて頂きます。
ちょっと知ってるだけで、ボタンだけでなく、シャツの持ちも全然変わります。

これは少し余談ですが、プロに任せる場合、
ボタンを外して水洗いし、洗い終わったら再度付けるという
クリーニング屋さんもあるのですが、
酸の問題さえ気を付けていれば、そこまで神経質になる必要はないと僕は思います。
確かに欠けたりするのを考えると、そりゃそこまですれば完璧ですけどね(苦笑)。


コメント / トラックバック 4 件

  1. 666 より:

    あと、プレスの際に割られたりするみたいですね、貝釦は。



    >酸性・アルカリ性を問わず、酸の強い洗剤を使わないようにして下さい



    うむむ、、酸が動物性タンパク質を溶かすのかな?!

    ※化け学はどうも苦手です、、><。

  2. masseattura より:



    僕も詳しくはないですけど(←逃げてる笑)、

    貝殻はタンパク質系の成分と炭酸カルシウム系の成分の合成で、

    二枚貝(真珠貝)は剥がれる様な割れ方をするし、

    巻貝(高瀬貝)は欠けるような割れ方をするので、恐らく

    成分は似ていても構造が違うと思います。

    だから白蝶貝と高瀬貝を酸に浸すと、それぞれの変化には違いが見られると思いますよ。

    それに、酸とアルカリでは反応も違うでしょうし。

    恐らく炭酸カルシウム成分が酸に溶けて、

    タンパク質成分がアルカリに溶けるんだと思いますよ。

    まぁ間違ってると恥ずかしいので、この辺で止めておきます(苦笑)。



  3. 666 より:

    >貝殻はタンパク質系の成分と炭酸カルシウム系の成分の合成で、

    >二枚貝(真珠貝)は剥がれる様な割れ方をするし、

    >巻貝(高瀬貝)は欠けるような割れ方をするので、

    >恐らく炭酸カルシウム成分が酸に溶けて、

    >タンパク質成分がアルカリに溶けるんだと思いますよ。



    そうそうそうそう、タンパク質を溶かすのはアルカリです。

    思い出しました。



    おかげさまで胸のつかえが取れました。

    ご丁寧に解説ありがとうございました♪

  4. masseattura より:



    自分で書いてて、間違ってないか不安でした。

    良かった、合ってて♪(笑)

    あとは、ここでいきなり「お前ら馬鹿か?」なんて

    書き込みのない事だけを祈ってます(爆)。

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