シーズンインに合わせて、お直しも増えています。
素材も仕立ても良いお洋服は、お直しをしてでも、長く着て頂けます。
そうすれば、買う時にも、本当に気に入った良質の物を選べるようになるのではないでしょうか。
消費的購買から、投資的な購買に考えを切り替えると、
長い目で考えて、逆に経済的かもしれません。
良いものを手に入れ、長く使う。
その方が精神的にも豊かだし、経済的でさえあると思います。
そのためにも〝長く使う〟ちょっとした知恵と工夫が必要になってきます。
僕たちテーラーは、洋服を売ることは手段であって、
最終的には、物を大切にする文化を皆さんに伝える事だと思っています。
今日のOさんのお直しスーツも、英国ハッダースフィールドの
イングリッシュオークミルズで〝手間暇かけて〟織られた 『ドブクロス』です。
リフォーム
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« 生地の裏使い
まいどです。
写真を見て・・・、なんか、すんごいリフォームですねっ!
職人さん、お疲れ様っ!って感じです。
そうですね、いつも「いちから作った方が楽や!」と言われています(苦笑)。
そう、まさに全部バラバラにして〝仕立て直し〟しているんです。
でも、某超高級メーカーのスーツなんて、「もっと前肩に!」とのお客様のご要望でも、
肩で調整してもらって良くなったり、ホント凄いです。
職人さんにはホント、いつも感謝してますよ。
気に入ってるスーツがあって細くしてもらいたいのですが、そちらのお店で買ったスーツでもないし、そちらで一度も作ってもらった事もありません。何軒か修理屋さんに持っていったら全部断られて困っています。柄が気に入ってて買ったお店に聞いても同じ生地がないと言われました。こんなスーツですが何とか修理してもらえると嬉しいです。よろしくお願いします。
stoicさん、嬉しいご質問ありがとうございます!
いいですね、そうやって気に入った物を愛着をもって永く使う、、
好きです、こういう姿勢!
今の消費構造って、僕はどうも好きになれなくって、、
って、そんな話はさておき本題に!(苦笑)
僕としても是非お応えしたいのですが、
現物を見せて頂いてからでないと、この場では何とも、、
買ったお店に、同じ生地があるかどうか?と聞かれたって事は、
オーダーで作られたスーツなんですよね?
そのお店でも断られたんですか?
お越し頂く前に、断られた理由を教えて頂けると、
ある程度は可能かどうか、判断できると思うのですが、、