スーツをサイズダウンする場合、一から仕立てる時と同じようにはいきません。
アームホールなどにも大きく影響するし、ウエストを絞る場合も、
背中側は絞れても、お腹側は腰ポケットがあるので、かなり厄介です。
また今回のパンツのように、
ウエストの三方詰めはもちろん、ヒップ周りを詰めようとしても
尻グリ線だけでは間に合わず、横の縫い線(アイビキ)まで削る事になります。
これでは横幅は詰まっても、ほとんど縦方向は変わらないので、
お尻が納まる空間が縦長になってしまって、
履き心地を損なってしまいます。
いつも〝仕立て直し〟と言ってもいいくらい、
かなり大幅なサイズダウンや、リデザインもさせて頂いているのですが、
最初のバランス(シルエット)や着心地を気にされる方には、お勧めはしません。
今回はMさんとの詳細な打ち合わせの結果、作り替えとなりました。
ちなみにこの生地は、440gのへヴィーウェイトなアイリッシュリネンです。
サイズダウン
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>ウエストを絞る場合も、背中側は絞れても、
>お腹側は腰ポケットがあるので、かなり厄介です
視覚的にウエストをキュッ☆とシェイプして見せる場合、
[前身⇔細腹間の縫い目(もしくはダーツ)]をほんの少しツマむ
ぐらいの分量で詰めると(※無論脇ポケットに達しない程度!)、
キュ~ウ☆っとシェイプして見えますよ!
ツマむ量にも限界はありますが(※大体5ミリまでかな?!)、
とにかくメチャ絞れて見えますから、、。
666さん、ありがとうございます!
せこテク(笑)、僕も大好きですよん(爆)♪
確かにたった5mmだけど、ホント効果絶大ですよね♪
手間はかかりますが、費用対効果も抜群♪
柔らかい生地だと、1cmほどやって「やり過ぎちゃうん!?」と
指摘されたことあります(苦笑)。
エッ☆ こ、これはせこテクだったのですね(><)!!(爆
でも仰るように、費用対効果☆抜群ですので、
>「やり過ぎちゃうん!?」
と言われる事も必死かも知れませんね!
※お客さんが鏡越しで自分の姿を見て、
「エェ~☆ こんなに絞って見えるけど、大丈夫なの??」
ってな具合、、。
せこテク、、
ごめんなさい、細い抜け道の事を〝せこ道〟って言うじゃないですか!
5mmだから、せこテクって、、全然意味が違いますよね(苦笑)。
たかが5mm、されど5mm!
僕がいつも皆さんに言っていながら、、
ごめんなさい、訳の分からない間違った表現しちゃいました(苦笑)。