今年最後のご注文は、テイラー&ロッヂのヴィンテージ生地でした。
1960年台後半に織られた生地のようです。
Kさんは、この生地とリーロイド(LEAROYD)のヴィンテージと迷われたのですが、
結局は、こちらのテイラー&ロッヂに決まりました。
水にドボ漬けして洗ったあと、自然乾燥で生乾きまで乾かし、
その状態からアイロンで整えたのですが、風合いも良く、光沢も蘇りました。
出来上がりが楽しみな1着ですね♪
※織りマークも当時の物が付いています。
ヴィンテージの生地は、あまり古過ぎると、
脂分が抜けてしまって、ウール本来の風合いがなくなっているものもありますが、
それでも、今僕たちが手に入れることの出来るヴィンテージ生地は、
英国のテキスタイル産業が盛んだった時代に、
今では考えられない、贅沢な手法で織られているので、
しっかりした生地が多く、色柄も手の込んだものが多いのも人気の秘密だと思います。
それでも、ある程度の補強を考えて仕立てた方が安心ですね。
’66/Taylor&Lodge
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« 機能満載のコート
今年の年初に、スコットランドにある
ホーランド&シェリー本社に伺ったときに出た話題ですが、
Kさんが迷われたリーロイド(LEAROYD)社は
現社長のゴードン・ケイ氏が、
テイラー&ロッヂを立ち上げる前に働いておられた会社だそうです。
そんなゴードン・ケイ氏ですが、今年か来年あたりには
引退か?なんて噂されていますが、
強烈なパワーを持って同社を率いてきた氏だけに、
氏の引退後の同社の行く末が気になります。