今日はご予約もなく、独りぼっちで寂しかったです。
なので、ネタはありません。(笑)
唯一のネタとして、先週〝最小の建築物〟の中で書いたオイル、
オセダーポリッシュについてのお問い合わせが3件も?あったことくらいでしょうか。(笑)
Kさん曰く、「柳瀬さん、珍しくリンク貼ってくれてないから調べたんだけど、
検索に引っかからなくって、、」、「どんなオイルなの?」
「どんなのか、画像送ってよ」って事ですので、ちょうど今日のネタができました。(笑)
箱のデザインや、裏書の文面も、かなり?アンティークなので、(失礼!)
ずっと売れ続けている、飾らないロングセラーなんだと思います。
詳しい情報があれば、情報お待ちしております♪
とりあえず、よく効く!メンテ剤ですよ。
今日スーツのお渡しをさせて頂いたKさんが、
僕が着ていたジャケットを見て、「それ、いいですね♪」と言って下さいました。
僕の年代や、それより上の方たちは、
自分もしくは親の年代でアイビーの洗礼を受けている世代ですから、
懐かしさを感じる素材なのかもしれません。(笑)
僕もこの素材は、シャツとして小学生の頃から馴染みがあるし、
中学生の時には、復活したVANで、青×白のジャケットを買いました。
どれもコットン100%で、かなり皺になった記憶があります。
でも、独特の凹凸感が生み出すサラッとした肌触りは、夏の超清涼素材で外せません!
で、昨年作ったこの赤×白はポリエステルが32%混紡されていて、
ほとんど皺にならないんです。
「いやぁ~、シアサッカーでポリなんて邪道邪道~、やっぱALLコットンじゃないと~」と、
多くの方は仰ると思いますが、
昨年は、赤×白がこのポリ混しか見付からずに仕方なしに作ったところ、
意外や意外、いい感じなんです、これが。
触りはコットンのバリッと感はなく、少しシナヤカですが、、
Kさん、「どちらにするか考えます、、」と言って帰られました。
確かに清涼感のある素材ですから、それにポリとなると違和感は感じるのですが、
実際、昨年1年間着てみて、全く違いを感じませんでした。
僕が鈍感なのでしょうか!?(笑)
皆さんなら、どちらの素材を選びますか?
ちなみにボタンは同じ繊維系という事で、ナットボタンにしています。
皆さまには店ではなく、僕の部屋に寛ぎに来てもらいたい。
そんな思いから、ウインドゥには家具とハンガーラックを置いています。
その日着ている僕のジャケットや
お越し下さった方のジャケットを掛けたりしています。
そのスペースに置いてある椅子の話で、今日はFさんと盛り上がったので、その話題を、、
チェストはハンスJウェグナーの作品で、1954年に作られたものです。
オーク材とチーク材のコントラストが綺麗で、
見付けた時は、ひと目惚れ状態で、かなり気に入っています。
それに、この鍵穴がウェグナーらしさ、なんですよね♪
椅子の方は2人の建築家、ピーター・ヴィッツとオーラ・ミュルガード・ニールセンの共作で、
ビーチ材と、これまたチーク材のプライウッド(成型合板)が使われており、
チェストの色合いと、まるでお揃いで作られたかのようですね♪
あっ!ちなみにAXチェア(1950年)と云って、フリッツハンセン社で作られたものです。
椅子は最も小さな建築物と云われますが、
この椅子は、さすが建築家がデザインしただけあると感心します。
道具としてみると、見た目からは想像できない最高の座り心地を提供してくれますし、
オブジェとしての、見た目の美しさも完璧なまでに最高です。
自分の部屋の家具だからこそ、皆さまに見て頂きたいお気に入りだからこそ、、
英国製のオセダーポリッシュで、せっせと磨いています。(笑)
それにアンティークと云う、これまで半世紀も生きながらえてきた物だけに、
僕の手で台無しにしてしまったら申し訳ないですからね。
アンティークって、自分の所有物ではなく、人類の遺産として、
たまたま自分が一時お預かりしているものという思いで大切にしないと、、
ウランガラスと聞くと、みなさん「放射能大丈夫?」って驚かれるのですが、
ウランガラスに使用されている〝ウラニウム〟の放出放射能量は
テレビやパソコンの画面とほぼ同じ程度と微量なので、
特に気にする必要はないそうです。
それどころかウラニウムは、
『勇者・栄光・冒険』を石言葉に持つパワーストーンと云われていたり、
他にも、肝臓や胆嚢を強化する力があったり、
体内にたまった毒素を排出する働きがあるそうですよ。
それにしてもこのウランガラスって、幻想的で神秘的な色を放っています。
ちなみにこのグラスは、アールデコ時代のアメリカのアンティークで、
ウランガラスの周りには、シルバーコーティングによる装飾(オーバーレイ)があります。
ウランガラスについて知ろうとすると、どんどん深みにハマるのでご注意を!(笑)
他にも色々とアンティークのグラスを取り揃えておりますので、
お気に入りのグラスで、透明のスピリッツなんかをストレートでいかがですか?
って、ウチはBarかいな!?(笑)
今日採寸させて頂いたKさんが、「今回フラップ付けようかなぁ~」と思案されたので、
次のようなエピソードをお伝えしました。
腰ポケットのフラップは、フォーマルな洋服には付いてない物なんですよ。
フラップのオリジンは、猟や乗馬の時なんかのように、
屋外で着るスポーツジャケットのポケットの、雨よけの為に付けられた仕様です。
だからフラップは雨蓋とも呼ばれ、
まさしく雨露を凌ぐ蓋の役目を果たしています。
今でもスーツに付いているフラップはその時の名残なので、
本来の意味を踏襲するなら、
フラップがない方が、よりフォーマル(≒エレガント)って事になります。
もし付いてる場合でも、外から部屋の中に入ったら、フラップはポケットの中に仕舞う。
そう、帽子を脱ぐのと同じ意味合いですよね。
まぁ実際、そんな事を考えて実行されている律儀?な方は、、
おられないと思いますが。(笑)
待望の!ベスパP/PXファイルが出ました!
これはP系のベスパに特化した本で、いつも公私共にお世話になっている
モトリーノデルベントの寺田さんが、
出版社からの依頼で、メンテナンスに関する殆どの特集記事を担当されています。
自分が乗っているスクーターのメンテ本という事で、
せっかくなら、自分が登場している本の方が楽しいな~♪なんて、、、
僕も、年甲斐もなく登場させて頂きました。(笑)
登場されている年齢層も10代から60代の方までですが、
年齢層の高い方の中には、永く乗り続けている方が多く、20年以上と云う方もザラです。
それだけ長く乗り続けられる物に出逢えた喜び、それを所有できる喜び、
そして、それを使い続けられる幸せ、、
今のような使い捨ての世の中も、最近そんな風潮が再燃してきた感じがします。
今日、マッセアトゥーラで最初の1着目をお創り頂いたYさんは、
奥行き感のある、表情豊かなドラッパーズの英国製Super150′Sの生地を選ばれました。
選ばれた基準は、クオリティーでもブランドでもなく、純粋に色だけです。
色に拘る余り、価格やクオリティーを無視して、
結局は、店内にある全ての生地サンプルを3時間近くかけてチェックして頂きました。
最後は5色に絞り込んだのですが、かなり微妙な違いで、
このレベルだと目が慣れていないと、絶対違いには気付かないと思います。
色に妥協せず、Yさんが選ばれた150′Sと云う素材、、
ここまで繊維の細い素材だと、耐久性などの問題で、日々のご着用には不向きです。
ただ、お話を伺うと、月1程のご着用で、車の運転や椅子に長時間座るといった
ハードな?状況で着られる事も無いそうです。
最後まで残ったもう1着の方は英国製ハリソンズのSuper120′Sで、
しかも、色に慣れていない人が見ると、ほとんど差異を感じない程の酷似色でした。
選ばれた生地が、幾らYさんの理想とされていた色と云えど、
色だけで150′S を選ばれるのは、、とお節介にも思いましたので、
そちらをお勧めしようと、
両方の生地の、特性やお手入れについて詳しくお伝えしました。
150′Sと云う選択については諸論あると思いますが、
気に入った色柄を最優先事項として選ぶ、、
それはそれで、着手にとっては最良の選択だなぁ~って思いますし、
そんなに強い意志をもってこのスーツを着て下さる、
そんなYさんの気持ちが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。
そんな思いをもって生まれてくるスーツ、きっと末永く大切に着て頂ける事と思います。
これなんですよね、僕が皆さんに伝えたい気持ちって、、
今日は(も?)、長々と失礼しましたっ!
皆さん、こんな壁掛け用フックを知ってましたか?
恥ずかしながら、僕は今年になって初めて知りました。(苦笑)
このブログの5月11日にご紹介させて頂いた時計を壁に掛けるのですが、
普通の釘が効かない場合、こんな釘を使うと効くんです。
(まだ掛けてへんかったんかいな!?)
細くて短い釘ですが、3本を放射線状に打ち込むので、これが意外に効くんです。
対荷重も8キロまでなので、恐るべしです。(笑)
抜いた後も小さな穴が3個残るだけで目立たなくて、賃貸マンションの壁にもお勧めですよ♪