2月からずっと待っていたホワイトバックス(サドルバックス)。
手違いで?やっと届いたと思ったら、運良くバーゲン時期で得しました。(笑)
待った?甲斐がありました。(爆)
レザーソールのサドルオックスフォードタイプです。
シルエットは、、僕の好みからすると少しロングノーズ過ぎるかな?



チョーク買いに行かないと、、



Nさん、いつも楽しませて頂いてありがとうございます!
今回も綺麗な色のジャケットが出来上がりました♪


今回の素材は、シルク40%・麻15%・ウル45%と、伸縮が良くないこともあって、
雰囲気の良い、袖付けでオーダーして頂きました。
これは、ナポリでよく用いられる袖付け技法〝ナポリ袖〟で、
見た目の柔らかな雰囲気ばかりか、
非常に柔らかな着心地を提供してくれます。


こちらは今日、Nさんが着てこられたジャケット(実は上下のスーツ!)です。
何を隠そう、、僕とお揃えなんです。(笑)




僕の好きな民宿『深三』で出される器は、100年以上使い込まれ輪島塗です。
初めての方は、「何や、こんな古ぼけた器を使って!」と思われる方も居られるそうですが、
そこの大将は、「これ、ウチで100年使い続けている輪島やで!」
と伝えるようにしているので、
そうすると、みなさんの見方が180度変わるそうです。
それは、新しい〝モノの見方(基準)〟が生まれるからですね。

今朝僕が、Cafeでまったりエスプレッソ飲みながら(って一瞬で飲み干しますが!笑)、
道行く人を眺めていると、良さ気な(高級そうな!)スーツを着ておられる方でも、
上下バランスが悪いスーツ姿が多いんですよね。
せっかく綺麗なシルエットのスーツを着ておられる方でも、
靴だけ異様に大きく見えたり、シャツがブカブカだったりするんです。

お洒落な方は価格の高い安いに関わらず、何を着てもお洒落って言われるのは、
その辺りのバランス感覚に長けてらっしゃるからです。

マッセアトゥーラは、単にスーツを仕立てて販売するだけでなく、
スーツに関する、そういった選択眼を養って頂きたい、そんな思いです。
スーツ姿って、、それだけで格好よくはなれないです。
シャツやネクタイ、靴やベルト、、トータルのバランスです。
例えば、シャツのカラー(襟)とネクタイの結び目とのバランス。
以前のブログをご参考に!

もちろん、、内面を磨くのは言うまでもありません!
、、僕が一番できてない!(苦笑)



この1週間だけで、アイロンの掛け方について、
4人の方からご質問を頂きました。

皆さんに共通して感じたのは、
スチームを上手に使えてない!って事です。
下手に使うくらいなら、使わない方が良いくらいです。

パリッと仕上がらない主な理由は、スチームが完全に抜けきってない。
髪の毛をセットする時も、湿った状態で終わると、
へニャーってしたまま、それと同じ。

アイロン台も、これからご購入される方は、
使いやすいものを選んで下さい。

ちなみに、僕個人的には、これが気に入っています。
斉藤アイロン台工業の立体アイロン台
上質のシャツは、ネットに入れて洗濯機で水洗いして、
パリッとアイロン仕上げをして〝素肌〟に着て楽しんで頂きたいです。
下着(シャツ)の下に下着(アンダー)を着ないで、素肌に、、


ちなみにこのアイロン台、
使い始めて20年近いですが、現役です。



Mさんのスーツ、何とも言えない色です。
ここまで〝深い〟紺色は初めてといっていいくらいです。
Mさんが仰るように〝青みがかった黒〟と表現した方がシックリきます。

店内で撮っても黒にしか写らないので、
外で撮らせて頂きましたが、微妙な部分まで伝わらないですね。
※袖丈ちょい長いので、お預かりして調整しますね。


店内でフラッシュを使ってみると、
ビッカビカモヘアなので、反射して色が飛んでしまいました。
それでも、こちらの写真の方が、何となく伝わっているような気がします。
たかが紺色、されど紺色、、面白いですね。


ちなみにこの生地は、ビンテージとまではいきませんが、
20年ほど前の〝ジョン・クーパー〟です。
か・な・り、の高級素材ですね。



今年はピークがなく、だらだらとご注文が続いております。
他のお店はどんな感じでしょうか。
そういう意味ではバタバタせず、結構落ち着いてて良いんですけどね。

昨日今日と、数着届きました。


なかなか暑くならないので、皆さん実感が湧かないのでしょうか。
今年は蝉の鳴き声も例年よりも遅かったように思います。

季節を先取りしてご注文を下さる方もいらっしゃれば、
ホントに暑くなってから、「夏物夏物、急いでや~」ってなる方も、、
暑くなったり涼しくなったりすると、気持ちの移行がつきにくいものですね。(笑)

週明けには梅雨も明きそうです。
さぁ!これからピークが、、こなかったらどうしよう、、(苦笑)
シャツの受注シーズンは、これからが本番です。



昨夜の晩ご飯です。
彩が鮮やかだったので、、いや、、、めちゃくちゃ美味しかった!ので、
感謝の意を込めて!!今日のネタにさせて頂きました。(笑)

↑お皿にタレが、、苦笑

それにしても改めて見ると、分かりやすい色ですね♪
まるで信号機です。(爆)
かぼちゃサラダの上に乗っているのは、ひじき。


これからも美味しいご飯をお願いします。
ありがとう!

嫁コメント、、
「よっぽどネタがなかったの?」
「こんなん、ネタにするなら前以て言ってよぉ~」
「お皿の盛り付けも汚いし、もう一回撮りなおしてよぉ~」

しめしめ、、これから定期的に抜き打ち撮影しよっと♪
毎日、その気で頑張ってくれよぉ~(爆)
ということで、思うツボです♪



今年も箪笥の奥から引っ張り出してきたバーバリアン、15年目です!
色違いの縞々ばかり、5本あります。(笑)

ラグビージャージで有名なカナダのメーカーですが、
僕は何故か?ラグジャは1枚だけで、あとはパンツばかりです。

僕はフクラハギが張っているから、
裾が広いニーレングスのショートパンツは瓢箪みたいになって不格好ですが、
その点、裾巾の細い、全体にタイトなこのパンツは
僕の体型に合ってるし、何より最高に穿き易いし、頑丈です♪






【2007年1月10日】

年初に行ったピッティUOMOでは、初の特別展が開催されました。
その特別展の名前は、先日紹介させて頂きました本、、
『The LONDON CUT / Savile ROW BESPOKE TAILORING』 にもなっています。

日本ばかりではなく、世界的にもビスポークブームのようです。
先日7月5日、パリの英国大使館で、この特別展のミニチュア版も開催されました。

イタリア国内でも、この特別展がテレビ放送されたり、また、
イタリアのサルトの間でも、英国のビスポークテーラーに感心が集まっているようです。
この特別展の最終日にも、ナポリのサルトが団体でやってきたくらいです。
まぁ、僕たち日本のテーラーが、イタリアや英国のテーラーに興味を持つのと同じですね。

会場の入り口で携帯電話で話す、ハリソンズのブキャナン氏です。
恐らく、ヘンリープールのアンガス氏と、今夜の打ち合わせでしょうか。(内緒!爆)
ハリソンズ・オブ・エジンバラは、
後にエジンバラ市長となるジョージ・ハリソン氏によって創設された名門マーチャントです。


ヘンリープールのブースです。
チャーチル卿の洋服(復刻)が展示されたり、(マシンガンを持ったチャーチル卿!
著名人(全て故人)の本物の型紙が展示されていました。
顧客台帳には、昭和天皇や吉田茂氏、白洲次郎氏のものもあります。
ちなみに使われた生地は、チャーチル卿が好んで着ていたというストライプです。
この生地は、ロンドンのヘンリープールの企画で復元され、
日本でも、このA/Wに1反限定で注文が可能です。


こちらは、アンダーソン&シェパードのブースで、
ロンドンの作業場を復元しています。


会場内では、色々な著名人の型紙が展示されていました。


アンダーソン&シェパードのマシューズ氏が熱心に説明して下さったのですが、
恐らく3割程度しか理解できてないでしょう。(苦笑)


この2人組の紳士、いかにも英国人らしい!
特に右の紳士、、ダブルのチェスターフィールドですが、
毛足の長いビーバー素材を使い、上襟とカフには何と何と!獣毛が、、
恐らくモヘアだと思うのですが、どうでしょうか。
今回の出張で、イタリア人を見慣れた目には、彼らは全く異質のオーラが!


会場内をヴーヴ・クリコ(曖昧!)と、パテ&クラッカーを持った彼女達が巡回?してました。
恐らく、、ヴーヴ・クリコのデモンストレーションだと思います。
ちなみに、彼女達は全員がイタリア人でした。
あ~★&△$○%■#?☆すっかり酔っぱらってしまいました。(苦笑)


この後、フィレンツェ市内での約束を済ませ、
ESスターでミラノへ向かいました。



紺色とかグレー、茶色という色を求めると、
お気に入りの色を探し出すって、、、意外に難しいんです
明度の問題よりも、色相と彩度のバランスで頭を悩まされる事が多いです。
特に、ベージュ系は元々、数が少ないので余計に悩まされます。
僕自信、その悶々とした気持ちが分かるからこそ、
その違いを求められるお客様に対して、とても申し訳ない気持ちになります。
こればかりは、僕の力ではどうしょうもないですから、、
もちろんお時間を頂けるなら探せるのですが、
その場合、1本釣り状態ですから、直ぐに見付かる事は少ないです。
Aさんご希望のBeige、気に留めておきますからね!


画像で見ると、、全然、ビミョーじゃないですけどね。(苦笑)