失敗談議!?

今から20年ほど前、大学の入学式用のスーツで、
東京G座の某有名テーラーで初めてフルオーダーを経験しました。
当時はアルマーニ全盛時代で、プレタなんて到底着ることのできない体型の僕は、
『自分の体型で着る事のできないスタイルこそ、オーダーで作る!』なんて意気込んでました。

今から思えば、アルマーニを作るのに、何で銀座の某テーラーやねん!って感じです。
その頃の僕は、「オーダーなんだから、何でもできる。それこそ、
G座のテーラーに頼まないと、そんなレベルのモノは出来ない!」とすら。

最初の仮縫いが上がって試着して、目を疑いました。
出来上がったのは、横山やすし風のタイトな上着&パンタロン!
その後、4度に渡る仮縫いを経て、中縫いで最終確認し、出来上がった洋服は、、
パンツはアルマーニとは程遠く、何とかセミフレアーまで挽回出来たのが限界だったようです。

話はそれて、アルマーニ全盛の当時、
僕の友人なんて、ピカデリーのスキニーデニムを、
トニーラマのウエスタンブーツにINし、素肌にアルマーニのジャケット!
当時では、「何やねん、お前その格好は!?」に感じたのですが、
今、写真を見ると、かなり格好良いんです!(笑)※画像載せてもええか?なぁ、シゲ!(笑)
時代でしたね、、今ではクラシックを着てらっしゃる方も、
当時はアルマーニを好まれた方も多いんじゃないかなと思うのですが。。

G座のテーラーに頼む僕も物知らずな馬鹿ですが、
それを無責任に受けるテーラーもテーラーだと思いませんか?
まぁ、人のせいにせず、自分の経験の低さやレベルの低さを嘆くべきですね。(汗)

画像は、浪人時代(’87年だったかな?)に仕立ててもらったリングジャケットの紺ブレです。
このジャケットも、ビッグショルダーに重心の低い〝アルマーニ風〟です。
浪人時代に、そんな事、してるな!って感じですね。(汗)


手八刺し、本襟、手星に手穴かがりと、フルハンドメードに近いレベルの仕立てです。
当時は渋カジ?キレカジ(綺麗い目カジュアル)ブームでした。




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コメント / トラックバック 2 件

  1. IKE-IKE より:

    >オーダーなんだから、何でもできる。



    こんな勘違いをしてらっしゃる方、多いですよね。

    しかも作り手の方に。(汗)

    オーダーは双方の感性がマッチングしないと大変な結果になります。

    如何にハイレベルな採寸と仕立ての技術を持ったとしても、感性が伴わなければ、多様化するニーズには対応出来ません。

    デザイン主体のボクにはビジネスを受ける方が至難の技です。(笑)

    そうそう、某セレクトショップに出してたジャケット、引き上げました。

    年末のこのイベントが多い時期、勝負服が足りません。

    着ていたお陰で、何人か注文頂きましたよ。

    されど服、たかが服・・・ですね♪

    楽しまなきゃ、ソンです♪











  2. masseattura より:



    IKE-IKEさん、毎度でーす♪

    先日は残念でしたが、年内は、、機会なしですか?

    いつも良いこと(マトを得た事)を書いて下さいますね~感謝!

    ビジネススーツの中にも、キワドイ線で表現して下さい。

    某セレクトのからの受注、普通なんですか?

    かなりキワどいラインじゃない!?

    年明け、楽しみにしてます!

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