打ち合わせ2回、仮縫い2回を経て、ようやく完成しました。
Kさん、長らくお待たせして申し訳ありません。
パイプは、僕の私物です。
Kさんが選ばれた革は、伊バタラッシー社のナッパレザーです。
バタラッシー社の専売特許のような、古来から伝わるバケッタ製法で作られたうえに、
最後に特別な表面加工(卵の白身を使って独特の光沢を出す)が施された、
肉感のある、しなやかな革です。
通常だと、塗料なんかで光沢を出すのですが、
この方法だと、最初は鈍い光り方(地光沢)なのですが、
使い込むうちに、光沢が剥がれるのではなく、使い艶が出てきます。
出来栄えも、Bellagoのフルオーダーは、かなり質感が高い!
コバの仕上げは工業品ではなく、工芸品レベルです。
超一流のブランド品と並べてみても、完全に頭1つ抜けた仕上がりです。
細部にまで気を配られた造りは、味が出る前に壊れる、なんてことは考えられません。
もしも起こるとすれば、革が破れる時でしょう。
パイプを収めて、開いた状態が最も綺麗に見えるように、、
あくまでパイプが主役であって、バッグはパイプの引き立て役に過ぎません。
スーツと同じですね。
スーツが目立ってしまうのではなく、
スーツは着る人を引き立てる為のツールに過ぎません。
とは言うものの、持ち運ぶ状態も、とても綺麗だと思うのですが、どうでしょう?
収納するパイプによってインナーを交換できるように、
ベロクロテープの固定式にしました。
Kさんのイメージは、どこまで形になったでしょうか。
Kさん、どうもお疲れ様でした。 そして、ベラゴの牛尾龍さん、
Kさんの想いを、ここまで昇華させて下さり、本当にありがとうございます!
ベラゴのパイプバッグ
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ほんとうに素晴らしい出来栄えですね
惚れ惚れしちゃいます
いつもありがとうございます。
そう言っていただけると、嬉しいですね。
実物の質感はもっと凄いです、是非ご覧になって下さい。
Kです。
大変思い入れの深いものが出来上がったと思います。
作りや素材の質感もさることながら
所有感をくすぶるところが素敵です。ということで、、
常に連れていきますよ。
いつも必ずカウンターでグラスの横辺りで広がってます。
寂しがりやには重宝しそうです。
こんにちは!
寂しがり屋のKさん♪(笑)
思い入れ深いもの、、所有感をくすぐる、、
最高のコメントを頂き、心からありがとうございます。
グラスの横辺りで広がっている彼の姿が、リアルに思い浮かびます。
それだけ、僕自身も愛着があるし、牛尾さんも同感のようです。
使わなくても、眺めているだけの〝モノ〟としての
魅力にも溢れていると思っています。
でもそれはバッグに失礼なので、僕もパイプ復活しようかな、、
牛尾さんも始めようかな?なんて言ってました。(笑)