ベラゴのパイプバッグ

打ち合わせ2回、仮縫い2回を経て、ようやく完成しました。
Kさん、長らくお待たせして申し訳ありません。

パイプは、僕の私物です。

Kさんが選ばれた革は、伊バタラッシー社のナッパレザーです。
バタラッシー社の専売特許のような、古来から伝わるバケッタ製法で作られたうえに、
最後に特別な表面加工(卵の白身を使って独特の光沢を出す)が施された、
肉感のある、しなやかな革です。
通常だと、塗料なんかで光沢を出すのですが、
この方法だと、最初は鈍い光り方(地光沢)なのですが、
使い込むうちに、光沢が剥がれるのではなく、使い艶が出てきます。

出来栄えも、Bellagoのフルオーダーは、かなり質感が高い!
コバの仕上げは工業品ではなく、工芸品レベルです。
超一流のブランド品と並べてみても、完全に頭1つ抜けた仕上がりです。
細部にまで気を配られた造りは、味が出る前に壊れる、なんてことは考えられません。
もしも起こるとすれば、革が破れる時でしょう。


パイプを収めて、開いた状態が最も綺麗に見えるように、、
あくまでパイプが主役であって、バッグはパイプの引き立て役に過ぎません。


スーツと同じですね。
スーツが目立ってしまうのではなく、
スーツは着る人を引き立てる為のツールに過ぎません。


とは言うものの、持ち運ぶ状態も、とても綺麗だと思うのですが、どうでしょう?


収納するパイプによってインナーを交換できるように、
ベロクロテープの固定式にしました。


Kさんのイメージは、どこまで形になったでしょうか。
Kさん、どうもお疲れ様でした。 そして、ベラゴの牛尾龍さん、
Kさんの想いを、ここまで昇華させて下さり、本当にありがとうございます!



コメント / トラックバック 4 件

  1. パニコ より:

    ほんとうに素晴らしい出来栄えですね

    惚れ惚れしちゃいます

  2. masseattura より:



    いつもありがとうございます。

    そう言っていただけると、嬉しいですね。

    実物の質感はもっと凄いです、是非ご覧になって下さい。

  3. K より:

    Kです。



    大変思い入れの深いものが出来上がったと思います。

    作りや素材の質感もさることながら

    所有感をくすぶるところが素敵です。ということで、、



    常に連れていきますよ。



    いつも必ずカウンターでグラスの横辺りで広がってます。



    寂しがりやには重宝しそうです。

  4. masseattura より:



    こんにちは!

    寂しがり屋のKさん♪(笑)

    思い入れ深いもの、、所有感をくすぐる、、

    最高のコメントを頂き、心からありがとうございます。

    グラスの横辺りで広がっている彼の姿が、リアルに思い浮かびます。

    それだけ、僕自身も愛着があるし、牛尾さんも同感のようです。

    使わなくても、眺めているだけの〝モノ〟としての

    魅力にも溢れていると思っています。

    でもそれはバッグに失礼なので、僕もパイプ復活しようかな、、

    牛尾さんも始めようかな?なんて言ってました。(笑)

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