羅紗屋のB君が手に入れてくれた〝アクァスキュータム〟の〝アクア5〟です。
幸運なことに、僕のジャストサイズ♪
ラテン語のアクア(水)と、スキュータム(楯)の2語から成り立つ造語、
アクアスキュータム(完全防水)を冠するこのブランドは、
英国の気候風土に適した全天候型の〝aqua5〟という生地素材を生み出し、
このコートは、その中でも最もシンプルなデザインで作られたステンカラータイプです。
昨年、現在ライセンス生産をしているレナウン(といっても現在では、
アクアスキュータム自体がレナウンの子会社です)が、このAqua5を復活させたのですが、
これは正真正銘!レナウンが買収する前の、それも英国製の本チャンです。
このタグは、恐らく僕の高校時代に見たものと同じですから、
20年前、もしくはそれ以上前のデッドストックです。
大阪の年間降水量の約半分、それも梅雨の時期に集中する日本に比べ、
ロンドンは粒子の細かい霧雨が年中降り続き、
おまけに風も強いので、
傘を差すよりも、こんな防水性の高いコートの方が理に適っているんですね。
今のAqua5とは比べ物にならない上質の光沢が、圧倒的な存在感を醸し出しています。
昔のモノが良いのではなく、昔は良い物がありましたね。
まぁいつの時代になっても、過去は良く見えるのかもしれませんが(苦笑)。
余談ですが(蛇足?)、フォックスの傘がステッキのように細いのも、
いつ降るか分からない霧雨に、普段はステッキとして使えるようにとの考えからです。
まぁ、少々の霧雨なら傘は開かれませんが、、笑。
アクアスキュータム
関連する記事はこちら
- 関連記事はありません
コメント / トラックバック 8 件
Comment:
Trackback URL:
アクアスキュータムが出てきたので、バーバリーの話でも。(笑)
先日、まともにトレンチを見てきました。
あれ、良い作りですね、改めて。
ラグランスリーブではない、いいトレンチが欲しくなりました。
takashiさん、そうですよね~
トレンチの由来、ミリタリーっぽさを意識するならラグランですが、
スタイル優先なら、セットインですよね。
ところで、トレンチにセットインが採用されたルーツ、takashiさん知ってますか?
ってゆーか、もともとセットインだったものに後からラグランが採用されたんでしたっけ?
これってよく分からないんですよね~(苦笑)。
パリでもトレンチって流行ってますか?
トレンチと云うより、世界的なミリタリーブームなのか、、
>ところで、トレンチにセットインが採用されたルーツ、takashiさん知ってますか?
>ってゆーか、もともとセットインだったものに後からラグランが採用されたんでしたっけ?
こんな事言われると、もう~、私も気になってしょうがないじゃないのぉ~><!!(苦笑
yanaseさんも仰るように、
『 1899~1901年のボーア戦争時に英国陸軍が将校用
レイン・コートとして採用時、従来からあるダブルフロントの
「ガーズ・コート(※要するに軍服の上に着るオーバーコート)」や
「ブリティッシュ・ウォーム(※ガーズコートのショート丈
バージョン。今回は省くが多分ポロ・コートのルーツ!)」の
『コットン・ギャバディン・バージョン』的に転用、したと
したら、肩のデザインは「当初はセットインだった」と考える
方が自然、、。』
と、私も『トレンチ☆セットインがオリジン』説だと思ってた
のですが、
しかし、よくよく調べてみると、
『 、、バーバリー社の1890年代のヒット商品で、
「ダブルフロントみたいに打ち合いの広くて、前釦ナシの、
ウエストベルト留めで、ラグランスリーブ」を特徴とする
タイロッケン・コートを、「フロント釦留め」タイプに改良して
採用した、、。』
との事らしいので、トレンチ・コートのショルダーは
『最初からラグランだった、、><!』説
のようです、ハイ、、、。
っていうか、またバーバリーネタで、、アクアスの話が全然、、(+_+)!(自爆
、、補足。
①↑の自分で書いた解説について、、
⇒砂ぼこりの舞う、乾燥した南アフリカの砂漠地帯やサバンナ
地帯での戦役で、いったいいつレインコートを着たのだ?!
※ホコリ除けだったのかな?!
②個人的見解aboutトレンチ等の「コートのショルダー」
⇒俺、ラグラン嫌いっ!!
以上。
666さん、待ってましたっ!(笑)
色々と書き込み、ありがとうございます!
さすが、この世界になると、666さんの独壇場ですね♪
クリミア戦争でラグラン袖が生まれ、その後の第一次大戦でトレンチが生まれた。
ということで、トレンチが生まれた時は、既にラグランスリーブだった、、
と考えてもいいのでしょうか?
僕は体験主義なので、歴史(主知主義)は苦手ですぅ(笑)。
ってゆーか、トレンチのオリジナルはやっぱりバーバリーなんですかね?
僕はカサブランカのハンフリーボガートの着崩した雰囲気が
トレンチのイメージとして染み付いてるので、
イコール、アクアスキュータムのイメージが焼きついてしまってます(苦笑)。
takashiさんの「ラグランスリーブではない、」のひと言で
話題が広がった事に感謝します♪(笑)
まだまだ広がりそうですが!(爆)
>トレンチのオリジナルはやっぱりバーバリーなんですかね?
軍用としてのトレンチは、上記のとおりバーバリーの方がちょっと先、
みたいですが(※元々軍モノ起源なのだから、この言い方も
ちょっとおかしいけど、、)、
1914年の第一次大戦勃発以降、「行く人死ぬ(=1914)」と
年号を覚えさせられたほどの未曾有の消耗戦&陰惨ドロドロな塹壕戦
主体の西部戦線において、とてもじゃないけどバーバリーだけじゃ
納入が追い付かないので、アクアスキュータムにも発注し出した
みたいですよ。※アクアスもアクアスで、既に定評があったみたいですから。
周知の事実通りに、トレンチコートを有名にしたのは結局第一次大戦
なのですから(※trench=塹壕、なのだから、そのネーミングも然り)、
まぁどちらも「それぞれ正当性はある」という事にしておきますか、、。
>僕はカサブランカのハンフリーボガートの着崩した雰囲気が
>トレンチのイメージとして染み付いてるので、
>イコール、アクアスキュータムのイメージが焼きついてしまってます(苦笑)。
いつも思うのですが、ある意味、この[バーバリーVSアクアス]の
トレンチ論争って、ジーンズの[リーヴァイスVSリー]※ジェームズ・
ディーンが実際に穿いていたのはLee101だったけど、イメージ的に
どうのこうの、、、に似ていて、「どちらが先か、オリジンか」云々の
事実を抜きにしても、話のネタが尽きなくて面白いものですね♪
666さん、こんにちは。
ご解説、どうもありがとうございます。
確かに、リーバイスvsリーの話と似てますよね、、
って、ここでまたジーンズの話になると、僕も黙っていられません(笑)。
でも話が尽きないので、トレンチネタが落着したところで、お開きとしましょうか(爆)。
家のタンスに眠っている501XXや、S/TypeやA/Type、666さん、
資料に?買ってくれませんか?
でもね、僕のね、、高校時代のね、ものだから、、
ウエスト30インチだけど、、レングスはオリジナルで29インチと激短です(爆)。
なんか、ちょっとした間に、ものすごい膨らんでますね、ここ。(笑)
>俺、ラグラン嫌いっ!!
同じくっ!(笑)
あまり肩が張り出しすぎないものや、柔らかい素材ならまだしも、
バーバリーのは、腑抜けたガンダムみたいで。(笑)
とりあえず、トレンチの前に黒のスーツが欲しい。。。