Tさんから「台場って何であるの?」と、ご質問頂きました。
たまに〝型崩れ防止〟とか〝胸のボリュームを形成する為〟なんて聞きますが、
それって、ホントですか!?(苦笑)
真実を確かめる為に、
同じ生地で、〝台場がある物〟と〝ない物〟を2着作って試してみようかな?なんて(笑)。

そこで僕なりの回答としては、次のような内容になります。
内ポケット周囲を共地にしておくと、裏地が傷んだ時に張り替え易いんです。
でも台場は、使い捨ての既製服には単なる飾りでしかありませんし、
仕立てを見れば直ぐに解りますが、
例えオーダーであっても、今の台場のほとんどは飾りです。
それに、「裏地が傷む前に、先に生地が傷むんちゃうの?」なんて思いませんか?
確かに、今のスーパー120′S以上の生地なんかだと、そうなりかねません。
昔の英国製の80′Sなんかの生地でこそ、
意味のある仕様です。
でももし、80′Sなんかの生地を使ったとしても、
今では、実際には機能を考えて作られたものは少ないので、
これまた意味を成しません。
いずれにせよ現在の台場は、ほとんど装飾的なディーテールだと言えます。

ちなみに、、、
画像を見ていただくと分かりますが、マッセアトゥーラの角台場は
切り剥ぎせずに、1枚物を使っています。
装飾性を求めるなら、とことん見栄えにこだわって贅沢に。
でも、微妙なシルエットを求めるなら、
台場無しか、もしくは切り剥ぎを入れた方がいいです。


最近、よく雨が降りますね。
僕はこのブリッグの折り畳み傘をいつも鞄に入れてあります。
ハンドルは、よく見かけるラウンドタイプではなく
ストレート(素材はチェスナット=栗)でオーダーしましたので、鞄の中で邪魔になりません。



それに、このシェイプも個性的なんですよね♪
コウモリのシルエットを表現しているような、何とも云えない〝味〟を感じます。



黒はあと2本、チェック柄も1本ずつ在庫あります。
ご希望の方が多ければ、受注会形式にして、
好きな柄やハンドルの材質もお選び頂ける様にすると面白いんですけどね、、



今日Tさんに、美味しいケーキ屋さんを教えてもらいました♪
物を選ぶとき(評価する時)って、今まで経験してきた中で無意識にしてますよね。
人から聞いた話や情報も、大切だと思うけれど、
やっぱり自らの経験で身に染み付いたものは、深みが違うと思います。

でも、今まで「知らない方が良かった」って思った事が1つだけあるんですよね(苦笑)。
それは、3年ほど前に知った〝タマゴ屋〟というケーキ屋さんの味。
これもTさんに紹介してもらったのですが、
その数ヶ月後には休業に入られ、未だ再開されていません。
確かに空前の?スイーツブームで、美味しいケーキは溢れているけれど、
僕はタマゴ屋さんの味を知ってから、それ以外は
甘ったるく感じて、1個しか食べられなくなりました。(って、何個食べるねん!?笑)

でも、今日食べたこの味は、タマゴ屋さんを思い出させてくれた、
いつもとはちょっと違う、「ん?、、♪」な味でした。



大阪帝国ホテル側から、源八橋を渡ってすぐのところにあります。
環状線の桜ノ宮駅からも歩いて1分です。
ポンパピエロという、ケーキ屋さん?パン屋さん?カフェ?のようなお店です。


僕の大好きな一品をご紹介します。
京都のたん熊本家の〝お茶漬けうなぎ〟です。
これ、海外から帰ってきたら真っ先に食べたくなる物の1つです。



温かいご飯に、山椒醤油でジックリ煮込まれたうなぎをのせ、
熱い緑茶をかけて頂きます。
この緑茶がミソで、山椒の香りを引き立たせ、なんともまろやかな味に仕上げてくれます。
今日は時間がないので、こんな日のために撮り貯めている画像を使いました(笑)。



ちなみにたん熊と名の付くお店はあちこちにありますが、
名前に本家と付くのはこのお店だけです。


この週末、関東方面を廻った時に連れて行ってもらった埼玉県草加市の地蔵屋さん。
色々な面で、衝撃的でした(笑)。



料理のコストパフォーマンスと、大将の太っ腹ぶりには、かなり驚きました。
刺し盛りのウニも板に盛ったまま、1枚丸々出てくるんです(笑)。
出汁巻き卵も、なんと6玉!
ん?ボリュームだけか?と思われるかもしれませんが、味も最高!
海老なんかプリップリで、香港で受けた衝撃以来?

上野からだと北千住で東武線に乗り換えて30分弱の新田駅の駅前なので、
都内からでも、ちょっと足を伸ばしても行く価値は大!です。
といっても、この日も10人や16人の予約が入っており、
カウンターも満席状態なので、事前に予約が必要かもしれません。
僕も次回から出張の泊まりは草加市にします(笑)。


地図派の僕も、遂に付けてしまいました(苦笑)。
ナビゲーション以外の娯楽装備のない、シンプルなタイプです。
見た目にも派手な機種が多い中、出来るだけシンプルなデザインを選びました。
意味のない無駄な時間を使わない事で、意味のある無駄な時間を過ごせればいいのですが、、


今日は日曜日ですが、特別更新です(笑)。
今朝ご来店頂いた、Oさんのレザージャケットはゴージも高く、
いつものシングル3Bの中1B掛けのジャケットスタイルを踏襲してあります。
サイドベンツも同じ深さ、袖口も当然!本切羽です(笑)。
当然ながら、フィッティングも最高です♪
このジャケットについては未だ極秘情報ですので、詳しくは直接お問い合わせ下さい。
この場では、未だ公表できません(爆)。
Oさん、いつも長い道のり朝早くからありがとうございます。
それと次の生地、お目当てが在庫切れで申し訳ありませんでした、、
また探して連絡させて頂きますのでお時間下さいね。


今日、Iさんの奥様から頂いたトローネです(〝ロ〟は舌を巻く、笑)。
年始にイタリアに行った時に買って来てね♪と
お願いされていたのにも関わらず、自分勝手に、別の極上スイーツを買ってきたのです。
恥ずかしながら、実はどれだかよく分からなかったんですよね(苦笑)。
これ、あまり日本には売ってないそうなんです。
ということで、今日わざわざ持ってきて下さいました、ありがとうございます!



卵白が泡立てられて固められていて、噛んでいると口中に泡がムワァッと広がるんです。
コーヒーが飲めない僕でも、
思わず〝カプチーノ!〟と叫びたくなるトローネ(笑)は、
南イタリアの冬の定番スイーツです♪

、、、イタリアレポート、ご無沙汰しててごめんなさい。
日々のネタで、忘れてました(苦笑)。
今後、『ピッティ→ナポリ→パリ』と続きます。


羅紗屋のB君が手に入れてくれた〝アクァスキュータム〟の〝アクア5〟です。
幸運なことに、僕のジャストサイズ♪
ラテン語のアクア(水)と、スキュータム(楯)の2語から成り立つ造語、
アクアスキュータム(完全防水)を冠するこのブランドは、
英国の気候風土に適した全天候型の〝aqua5〟という生地素材を生み出し、
このコートは、その中でも最もシンプルなデザインで作られたステンカラータイプです。


昨年、現在ライセンス生産をしているレナウン(といっても現在では、
アクアスキュータム自体がレナウンの子会社です)が、このAqua5を復活させたのですが、
これは正真正銘!レナウンが買収する前の、それも英国製の本チャンです。
このタグは、恐らく僕の高校時代に見たものと同じですから、
20年前、もしくはそれ以上前のデッドストックです。
大阪の年間降水量の約半分、それも梅雨の時期に集中する日本に比べ、
ロンドンは粒子の細かい霧雨が年中降り続き、
おまけに風も強いので、
傘を差すよりも、こんな防水性の高いコートの方が理に適っているんですね。


今のAqua5とは比べ物にならない上質の光沢が、圧倒的な存在感を醸し出しています。
昔のモノが良いのではなく、昔は良い物がありましたね。
まぁいつの時代になっても、過去は良く見えるのかもしれませんが(苦笑)。


余談ですが(蛇足?)、フォックスの傘がステッキのように細いのも、
いつ降るか分からない霧雨に、普段はステッキとして使えるようにとの考えからです。
まぁ、少々の霧雨なら傘は開かれませんが、、笑。



何も考えずにドカドカ入れられる〝genten〟の財布、楽チンです♪
今回の東京出張の際、表参道ヒルズにあるgentenのメンズショップに行った時の話です。

凄く感じのいい、色々と教えて下さる方がおられて、
gentenの〝モノ創り〟に対する熱い思いが、ビシバシと伝わってきました。
ここのお店はメンズが主で工房を併設しており、その場でモノ創りの現場が見えるし、
少々のお修理なら、その場でちょいちょい!って感じです。
いいですね、こんなアトリエ感覚のお店。

このスタイル、実はマッセアトゥーラを始めた時から僕の考える最終形であり、夢なんです。
僕の伝える感性を〝カタチ〟に翻訳して下さる、感性の似た職人さんがおられたら、
是非ご連絡をお願いします!←急募!(笑)



使いはじめて2年近くになる、お店用の財布ですが、
革の持つ油分だけ?(手の脂も、笑)でこれだけ艶が出ます。
gentenの製品は、イタリアのトスカーナ地方にあるバラダッシの革を使っているそうです。
複雑な工程を必要とする植物タンニン鞣しの革は、
見た目にも、手で触れた感触にも、味わい深い何かを感じさせてくれます。
gentenのプロダクツは、モノ創りの〝原点〟に立ち、
素材も、創り手の深い思いも、あくまでナチュラルに表現されていると思います。
モノを手に入れる事は、創り手の〝想い〟そのものを手に入れる事だと、僕は思うんです。
特にオーダーの場合、その想いとは、着る方の想いに他ならないと思うのです。
それをどう形に落とし込むのか、それが僕たちの仕事だと思っています。