1着目が最終の本縫いに入っていますが、同時進行で既に4着目の試作も始まっています。
同じ考えで、今回は生地を変えて、、それが何の為なのか、、ですが、
ヒントは、お豆腐に針を刺した場合と鉛筆を指した場合とでは、、
これじゃ、「何のこっちゃ!」ですね。(爆)
でも、、かなり面白いですよ!
今日もゴム入り?ジャケットについて、、
両袖検証から日も浅く、今朝またまたミーティングしました。
今回の物創り思想(洗練されたプレタの感性にテーラーの着用感を融合)が、
どこまで今回のジャケットに落としこめるか、です。
今回の型紙(袖)だけで何枚あるのやら、、でも全てに意味があるんです。
アームホールの形は、見た目にそう大きな影響はありませんが、
袖は見える部分なので、見た目と着用感のバランスが
どちらも譲れない部分だけに悩まされます。
どちらもが中途半端にならないように、両者を高次元で融合する必要がありますね。
そうして出来てきた袖が、次は、
アームホールに付くのかどうかも重要です。
腕の良い職人さんなら、その技量でどうにでも付けるでしょうが、
そうやって感覚だけに頼ってしまうと、将来この技術は絶えてしまいますから、
それを幾何学的に検証し、法則化しておくことも大切だと考えています。
これは開店当初からマッセアトゥーラが目指してきた、
CADによるフルオーダーフィッティング、
その考えと全く同じです。
次の画像は、名パタンナーであるMさんが縫われたレディースのテーラードジャケット。
それも、単なるテーラードではなく、新たな工夫が随所に見て取れるもの。
以前はレディースのプレタも手がけられていた1級技能士のSさん、
それを「面白いな~」と興味深く見入っておられました。
この服、接着芯を使っているのに、丸いんです。
前肩もシッカリ入って、襟も昇ってます。
もちろん袖付けは今回の考え方。
このジャケットを、自信をもってお勧めできるようになり、
そしてさらにそこから、クラシコOSAKAとして発信できるようになれば、
この業界の後継者育成も、あとは皆さまからご指名を頂けるようになれば安泰ですね。
先日、ゴム入り?ジャケットの3回目の仮縫い(中縫)をしたのですが、
アームホールと袖の形状から、着用感を検証する為に、
左右で違う袖を付けてもらいました。(笑)
着用感を検証したあと、袖を外してみました。
アームホールの形状は同じですが、袖の設計が異なります。
寸法で云うと、僅か数センチのことなのですが、
ラインも違うし、着用感も違います。それぞれの特長があって面白いですね。
次は下袖と上袖を組み替えて、更にバランスをとってみましょうか♪
僕は云うだけですが、皆さんは大変だと思います。でも楽しんで(遊んで!)下さってます。
こんな皆さんに出会えて、本当に嬉しいです。サイコー!
Sさんは、今までkitonやブリオーニ、トムフォード、他にも色々とバラしておられます。
その中で今回は、イタリアと英国の融合!みたいな事を進めています。
これぞまさにコピーではなく、Made in JAPAN 、日本発です。
まさに『日本人に合う、日本人のためのスーツ』です。
今日お越しのNさんは、事前にご来店のメールご連絡を頂いていたそうなんですが、
そのメールは、マッセアトゥーラには届いてなかったのです。
最近、ビジネスソリューション関係等の売込メール(迷惑メール)が多くなって、
一定のレベルで、メールブロックをかけているのですが、
そのせいで、何かしらのトラブルが発生しているかもしれません。
たまたまNさんの場合、状況が分かっただけで、
もしかしたら他に、そのままになっているケースがあるかもしれません。
いずれにせよ今後、そのせいでお客さまにご迷惑をかけないようにするため、
もし頂いたメールに対して2日以内に返事を差し上げなければ、
当方にメールが届いてない可能性が大きいです。
皆さま、今後このような事が起きないように、早急に対策を考えさせて頂きます。
また顧客の皆さまにつきましては、直接お電話を頂けると助かります。
Nさん、今日はご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。
ゴム入り?ジャケットの再仮縫いです。
予想以上というか、かなり更に、前回よりレベルアップ。
この着用感を、誰にでも安定してリピート供給し続ける事ができれば、、
方法は検討済み、果たして技術的に可能かどうか。
ということで、アームホールを徹底検証!
数々のアパレルのパターンを担当され、多くの雑誌にも
その洋服(スーツ)が掲載されている技術者のMさんに、「初めてです。」
と言わせたアームホールと袖の形状を数値解析し、規則化してもらう事が次の課題です。
Mさん、そしてSさん、次回が楽しみです、宜しくお願いしますね♪
この画像だけ見ても、「何のこっちゃ?」ですね。(笑)
袖を外してみると、それでも更に改善の余地がある事が判明!
僕はただ、お客様を代表して〝プロの目〟を通して言いたい放題です。
Sさん、Mさん、ご苦労かけますが、世界中のお客様代表?の意見として受け止めて下さいね。
※ゴージライン、、綺麗な弧を描いています。
新しい技術を取り入れ、チャレンジする、、
こんな情熱的なまでに積極的な職人さんに出逢えて最高です!
ほんと、大先生であるSさんやMさんご自身も、楽しんで下さっているので嬉しいです♪
あとは、この1着目でどこまで色気が出せるかどうか、、
最終的に幾ら着用感が良くても、そこが欠けてしまうと致命的ですからね。
明けましておめでとうございます。
今年は、予定している計画だけでも忙しくなりそう。
日々の創作活動(スーツ創り)も、今までと変わらず、ノリノリです♪
おまけに、今年で、マッセアトゥーラは10周年を迎えますから、さらにウキウキです。
1998年以降、この10年間の大きなムーヴメントに終止符が打たれ、新たな時代の幕開け!
世間では、「不景気だ、世界恐慌だ!」と騒がれていますが、
そんなことウダウダ言っても始まりません。。
10年前を振り返ってみると、、
最悪だ!日本も終わりだ!なんて言われていた時代ですが、
超成長(優良)企業が産声を上げた時でした。
今の状況を真摯に受け止めながら、
予定している計画を、攻めて攻めて攻めまくります♪
そんなこんなで皆さま、「今年も相も変わらず、宜しくお願いします。」
本日をもちまして、年内の営業を終わらせて頂きます。
たくさん素敵なスーツが生まれ、嫁いでいったのは、皆様のお陰です。
今年もお客様を始め、縫製担当、生地担当の皆さまに支えられ、応援をいただきました。
お客様からのご注文がなければ売り上げは立ちません。
それを仕立てて下さる職人さんがいなければ、洋服はできません。
そして、良い生地が手に入らなかったら、良い洋服も生まれてはきません。
本当に、どれ1つとして欠けてしまうと、マッセアトゥーラは存続できなくなるんです。
マッセアトゥーラが、いかに多くの方たちに支えられて存続しているかを実感せざるをえません。
もっと言うと、同業の皆さんの集まり〝Boits〟の存在も、、
さらに、この〝オーダースーツ屋店主のブログ〟をご覧いただいた方々にも、
心から、「本当に本当に、ありがとうございました!」と、、
そして、「来たるべき2009年が、皆様にとって輝かしい素敵な年となりますように!!」と、、
「皆さま!2008年も心から、、ありがとうございました!」
年明けは、6日より通常営業させて頂きます。
マッセアトゥーラ 柳瀬博克
期待していた僕のジャケットの仮縫です。
背中にゴムが入ってるかと思うほど伸びる感覚で腕が前に回るのに、
シッカリとバストのドレープは出ていて、英国の洋服にイタリアの着心地が乗り移ったみたい。
色々と検証してもらって、実際に僕の洋服で試してみる事に。
生地は、52番手2プライ390gの『Savile Row Yarn Count』を使っています。
今回のプロジェクトには申し分のない生地です。
しっかり躾をかけてもらって(通常の倍!?)かなり出来上がりを期待させるアームの収まり。
明らかに、躾けの甘さからくるものじゃない着用感をイメージできます。
若手職人、期待の星Sさんが仮縫いを担当してくれました。
カ・ナ・リ、ビタッと入って気持ちイイ~♪
なるほど、カ・ナ・リ、微妙な塩梅でアームホールも決まってました!
パンツの仮縫いは、これまた期待の新人Nさんが担当。
足が前に出るパンツ、が僕からの注文です。
かれも、カ・ナ・リ、期待です!
寸法的には、あり得ない?寸法で収まっています。
無駄な〝ゆとり〟は一切ありません。
今回の洋服には、今後の色々な思いが詰まっているだけに、
出来上がりまで、そして出来上がってからも、たくさんの楽しみがあります。
これから徐々に紹介させて頂きますが、全てが実現できたら、業界の常識を塗り替えるかも!?
後継者育成の一環として、かなりシビアに消費者目線で臨むので、
気合を入れて頑張って下さいね、、色々な思い(夢)の詰まったプロジェクトですから。
Sさん!ディレクション、宜しくお願い致しまーす♪
2008年A/Wの東京展示会の案内をさせて頂きます。
今回も新宿PACOスタジオにて開催させて頂ける事になりました。
10月18日(土)と19日(日)の2日間です。
PACOスタジオは、お世話になっている写真家高橋和幸さんのスタジオ。
今回は、北京オリンピックのオフィシャルカメラマンもされている
高橋さんの、オリンピック裏話?も見逃せません!(笑)
どんな会になるのか、今から待ち遠しいです。
いやいや、、本題は採寸です!!
お越しの際には、事前にご連絡を頂けますよう、ご協力をお願い致します。
詳しくはマッセアトゥーラまで、直接お問い合わせ下さい。
それでは皆さま、宜しくお願い致します。
詳しくは、こちらをご覧下さい。