サルトリアクレセントの河合君に頼んでいた僕のジャケット。
今から、大切にガンガン着てゆくと、どんどん表情が変わってくるので楽しみです。
どれだけ変わるか、またご紹介させて頂きますね!
今月の24日25日の両日がオーダー会です。
前回にオーダー下さった皆さん、お待たせしました!
以前、こちらでご紹介させて頂いたワンピースを一目見て
スカートをオーダー下さいましたNさん、柄の出し方まで打ち合わせをして完成しました。
お待ち頂いてた間に、色々なコーディネートを想像しながら、とっても楽しい時間だったそうです。
ご試着のあいだ、そんな話を聞かせて頂けて僕たちも幸せです。
着て、また遊びに来てくださいね!
以前、レディースでオーダーいただいたナポレオンコート
今回は、Yさんからメンズでのオーダーです。
かなり襟も高く、迫力満点ですね。
下襟は改良の余地あり!
生地はゴージャス感満載のポッサム。
ウールとの混紡で、低速織機(シャトル織機)で織られています。
毛足が長く光沢があって、ミンク(毛皮)のような雰囲気で、一目惚れの方も多いです。
繊維自体が中空で軽く、空気を多く含むので、着用感も軽い感じになります。
ポッサムの毛の繊維は「KOHA(コハ)」と呼ばれ、ポッサムの織ネームにも記載されています。
コハは、ニュージランドのマオリ族の言葉で「贈り物」を意味します。
型紙はフルオーダーなんですけど、
縫製はプレタ(既製服)仕立てで雰囲気を表現しました。
着て欲しかったんですけどね~、お子さんが車で寝ておられて、、撮影は断念!!
以前、こちらでもご紹介させて頂いておりますが、
照明を強く当てると、ラメでキラキラ光っているのが見えますか?
袖もセミフレアーの金ボタン5個! フロントボタンも金ボタン1個で、かなりローポジション!
Kさん、このジャケットで
サタデーナイトヒーバーですね!(ヒ~バ~ ヒ~バ~!!笑
ごめんなさい、オッサンの戯言と聞き流して下さい。
気に入ったフィッティング、気に入ったカッティングのTシャツがないとの事で、何と!
デザイン~型紙を作って、ファーストサンプルが完成しました。
少し修正して、セカンドサンプルを作ります。
Kさん、スゴい格好いいです!
生地は、極上のカリビアンコットンです。
シーアイランドコットン(海島綿)の種をカリブ諸島で栽培し、
シルクのような光沢と極上の肌触りが、ストレッチ製の効いた生地で堪能できます。
某高級メゾンで5万弱で販売されていたTシャツにも使われた生地で、その2年物を見せて頂いたのですが、
少し光沢感はなくなるものの、目が詰まってシッカリ、それでいてふんわりとした風合いでした。
この生地を、カシミアのニットに例えてみますと、、
極細のカシミア繊維を、極太の毛糸にして編んだニット、そんな感じです(笑。
ENGINなんかの写真を撮っておられるカメラマンのRさんが、
撮影でガンガン着てガンガン洗えるジャケット!ってことで、、完成しました~♪
洗えば洗うほど味わい深くなりますよ!(Rさんの姿勢が良いから、マネキンが着ると後ろがピョン跳ねです笑)
パンツは、また別で、、
でも、これだけザックリ織られていたら
リネンのシャツを合わせて、今回のジャケットにも似合います!
その場合、靴はNAVYスエードがいい感じですね! まぁ、これは僕の好みですけどね(笑。
スキャバルのトロピカルウールですが、シャドーストライプが入っています。
Aさんらしいサラッとした印象のスーツですが、シャドーが爽やかな色っぽさを感じさせてくれます。
この生地感と、このスーツのデザインバランスが絶妙です。
ここからはちょっと?マニアックな話ですが、
シャドーとは、S撚糸(順撚)のボディに、Z撚糸(逆撚)を配列し、
撚り方向の違いによるシャドー効果(見る方向の違いで柄が浮き出る)から作り出される柄のことです。
綾組織にしなくても、撚り方向の違う糸を混ぜ合わせる事で平織りでも効果が出ます。
ミラノから画像が、、
春に仮縫いを終えたジャケット、
こんな感じで、『エロエロ』と進んでいるようです。
画像クリックで、エロさ度合いを感じて頂けるのではないでしょうか(笑。
いつも海外旅行用のジャケットをオーダーされるTさんですが、
今回は、秋のバスク行き用にと、スペンスブライソンの440Gアイリッシュリネンをお選び頂きました。
このウエイトはリネンの中でも合い物に属するタイプですが、思ったほどじゃないと、、
それは思ったほど暑くないだけで、決して涼しい訳ではありません(笑。
着込んでいってもらうと、良い感じに馴染んでくるのも、
へヴィーウェイトならでは、楽しみです。