クレリックの由来をご存知ですか?
英国紳士はカフやカラーが擦り切れた時は交換して 使い続けます。
同じ布で交換すると、色褪せによって交換した部分と色が合わなかったり、
それに何より高価になってしまいます。
そこで白い布を使って交換するんです。
これが一般にクレリックと呼ばれているものです。
今回のKさんの場合は カフだけが擦り切れているんですが、
カフだけ白いといかにも修繕したように見えるので
カラーも一緒に交換します。
擦り切れても修理をして使うという提案を ご快諾下さったKさんは、
いかにも物に愛着を持って接する英国紳士のようです。
◆クレリックとは聖職者を表し 彼らが着る立ち襟の服に起因する、
純然たる和製英語です(笑)。
イタリアにオーダーしてたネクタイが届きました。
剣先の巾も8.8cmと使って頂き易いサイズで作っていますし、
ノットも、シングルで巻いてセミワイドスプレッドシャツのTieスペースに
程よく納まる芯を使っています。
具体的には画面左のWスーツに使っているマリネッラのTieと
ほぼ同じ感じだと思って下さい。
縫製的には、そんな凝った作りをしていませんが
ポップな色のTieを遊び感覚で気軽にご購入頂きたい、
そんな思いで揃えたネクタイです。
話は変わりますが・・・
「最初、店に入るのに凄い勇気いりましたよ~」と仰ってた
通りがかりのご新規のお客様が お茶を飲みに来て下さるようになります。
店構えが入り難いそうですが、中に居るのは僕ですから、ご安心下さい(笑)。
ネクタイだけの方も お気軽にドアを開けてみて下さいね♪
今日は新潟のKさんが、秋モノのスーツをご注文下さいました。
Kさんは毎回シーズンに入る前に
「繁忙期が過ぎた後でゆっくり丁寧に仕立てて下さい。」と、
気長にご注文下さいます。
季節感の違う時期に 生地を決めるなんて難しいかもしれませんが
そのために僕もカラー情報やファッション情報を提供できるように、
流行を先取りして勉強しています。
それとこの時期はご注文が非常に集中しますので
通常納期よりも1週間程度余分に頂いております。
ごめんなさい。
今日届いたディレクターズスーツです。
結婚を機にSさんにお作り頂きました。
ブラックスーツに単品でコールパンツとシルバーベストを追加すると
冠婚葬祭全てに対応できる略礼装となり、
さらに夜の略礼装(タキシード)を追加すると最強です。
冠婚に黒いスーツ、、世界基準じゃないですからご注意下さいね。
礼装に関して日本の常識は世界の恥、それが実態です(苦笑)。
ドレスコードについての詳細は直接お問い合わせ下さい。
お待たせしました!(誰も待ってないって?笑)
商品紹介、3着アップしました。
今回はレディースを始め、コートもあります。
少々季節外れの商品ですが(苦笑)。
今回の商品はかなり、、個性的です♪
今日ちょっと時間を作れたので、
先日見つけておいたバティック(ジャワ更紗)で
自分のシャツのオーダーを入れました。
久々のオーダーです♪
このバティックは、一般に流通しているプリント物ではなく、
ペカロンガン地方のコンビナシ(トゥリス〔手描き〕と
チャップ〔銅版〕の複合)による、ろうけつ染めです。
そのため作家物ほどではないですが、そこそこ値段も張ります。
生地だけで4万円近くするので、
型紙を引いて仕立てる フルハンド仕立てですと、
販売価格は5万円程度にもなります。
安いイメージのするバティックなだけに
価格を聞いてビックリされると思いますが
見比べてみると全然違うので、その価格差も納得できます。
インドネシアの伝統工芸品 バティックは、
日本の着物や帯に値する一物一価の作品です。
それに対して価値を感じるか、お金を払えるかは自分次第ではないでしょうか。
ここ半年で10kg近く痩せたので、型紙引きなおしです(苦笑)。
出来上がって 色も落ち着いたらまた紹介させて頂きます♪
今日は お客様から嬉しいお話を2つ聞かせて頂きました。
1つ目は「スーツをハードに着る僕が今まで3シーズン着れた試しがなかったのに、
柳瀬さんトコのは 3年どころか、5シーズンを終えても、
まだまだ着れる勢いやで」 と云って、
初期に作って下さったスーツを
「5年着たスーツの芯がどんな風になってんのか参考にするか?」と、
2着も下さったんです。
自分の好みのデザインが変わったからと云う理由です。
Kさんはこれ以外のスーツはリメイク出来る範囲でリメイクされて
「柳瀬さんトコのは丈夫やさかい、2度おいしいなぁ~」と言いながら、
違うシルエットを楽しんで下さっています。
2つ目の嬉しいお話です。
4シーズン着て頂いたYさんのスーツは
パンツが股ズレを起こしてしまいました。
とても気に入って頂いてた生地&シルエットでしたので
「ブレザーとして着られては?」 とボタンの付け替を提案した所
ご快諾下さった上にその下に似合うシルエットという事で、
スペアパンツまでご注文下さいました。