仮縫分だけ、並べてみました(笑。
サルトリアクレセント、オーダー会の初日です。
今回はコア開催日を決め、開催日以外にも可能な限りご予約を受け付けました。
お忙しい皆さま、中々お時間が合わなかったりするので、、
初めての方は特に、許される限り、
これで、お時間ゆっくり取らせて頂けます。
恒例のクレセントミラノ土産です!
チョコレートトリュフとマカダミアなナッツ。
このナッツがまた最高です。もぉ止まらないですねー(笑。
聞くところによると、卵白を絡めてガーリックで炒って、岩塩で味付けをして、、
だそうです。手が掛かっているな~という印象でしたが、忘れました。
とにかくミラノのとあるバールの自家製だそうです。
6プライの3ピーススーツです。
3ピースですが、
ジャケットだけでも、パンツだけでも
ジャケット&ベストでも、色々な組み合わせを楽しめるような
サイズ感とディーテールで仕立て上げさせて頂きます。
テイラー&ロッジの至宝!!
70%ラムズゴールデンベール&30%カシミアで、
経緯2プライで、何と目付け(ウエイト)も415gもあります。
この仕事を始めて17年目、初めて見ました。中山も17年目で、初めてとの事。
クレセントの河合氏も、
ミラノで貴族たちの洋服を10年以上縫っていますが、初めてとの事です。
これは楽しみですよ!!!
ラムズゴールデンベールについては、こちらに↓
2013年12月07日:ラムズゴールデンベール
2013年01月14日:ラムズゴールデンベール(Tylor&Lodge)
本日、ご新規で採寸させて頂いたお客様の生地も興味深い生地です。
そちらはまた改めて、ご紹介させて頂きます!
今日、三重のお客様と新潟のお客様と、
いつも行くハービスの1階のバールでお茶してると、
ビックリする出来事に遭遇!興味深いので、ご紹介させて頂きます。
海苔も、生地を見る時と同じようにするんですね。
パッと見ぃ、黒い生地のサンプル(生地見本)を見ているようです。
光に透かして見たり、
ライターで炙ってみたり、、
この時期に海苔の入札があって、海苔を仕入れ、
仕入れた海苔を1年かけて、色々な加工食品にして販売されるそうです。
本当に何からなにまで、生地選びと同じでビックリしました!
ちなみに最後の画像のスーツですが、
これはYさんが13年前にオーダー下さった生地で、
エドウィンウッドハウスのAirWoolです。この色柄&クオリティーは、今では織られていません。
しょっちゅうスーツを着られるYさんではありませんし、数もお持ちですので、
こうして長く着て頂いております。13年前のシルエットですが、
今でも色あせないし、最近の流行からすると、
とてもエレガントに見えます。
流行も大切だし、ウキウキさせてくれますが、
こうして長く着て下さっているところを見せて頂きますと、
普遍なものってやっぱり素敵です。Yさんとの長いお付き合いを思い返しつつ、
海苔が焼ける香ばしい匂いをかぎながらのエスプレッソも格別(笑。
皆さん、柄合わせって気にされた事はありますか?
既製服の場合、左右対象に作られるので柄を合わせる事はできますが、
オーダーの場合、お客様の体型に合わせることを優先すると、合わない部分もあります。
今日は、Kさんのハウスクチュールのお渡しだったのですが、
この事を前以って伝えた上で、体に合わせるか柄合わせを優先するか、
Kさんにご検討してもらった方が良かったなと反省。
Kさんの場合、肩の設計が左右非対称(ネックの沈み込みが理由)でしたので、
ゴージで柄を合わせると、前から見たら綺麗ですが、後姿で柄が左右に数ミリだけズレます。
その事を前以て伝えずに完成させたものですから、Kさんからご指摘を頂きました。
その時点からの説明は、Kさんには言い訳にしか伝わらなかったのではないかな?と反省。
今まで、僕としては
オーダーは体に合わせるんだから、
少々のズレは仕方ない事だと思っていた事ですが、
仕方ないと思う時点で、お客様の視点に立ててなかったと思います。
僕は、雑誌ポパイ&ホットドック、メンクラ世代なので、
柄合わせの事は中学時代には知っており、大いに気になるタイプですが、
オーダー業界に入ってから「少々合わなくて当たり前」と、初心を忘れていたように思います。
いつも「既製服やオーダーで分けるのではなく、洋服というカテゴリーで考えないと!」
と言っている自分が、「オーダーだから、、」と、、
これでは反省し切れません(汗。
今後、先にお客様に『体に合わせる?柄を合わせる?』を伺うようにしなければ、、
ただせっかくのオーダー、個人的には体に合わせたいところです。
詳しくお知りになりたい方はお気軽にお伝えください。
体に合わせたい!って言っている時点で、
オーダー視点かも?(汗。
今シーズンの初めごろ、Nさんが
同じツイードの生地でオーダー下さったジャケットとベスト。
「近くまで来たから」と寄って下さいました。
Nさんありがとうございます!上手く着て頂いて嬉しいです。
少し柔らかい表情に変わってきているように思ったのですが、まだまだ!!
とおっしゃってました。白洲次郎さんのツイードに対する有名なエピソードは印象的ですね。
ハービスPLAZA大阪の1階オルガン広場で、
2015年春夏コレクションを着た子供たちが可愛くランウェイを歩きます。
開催日:03月15日(日)14:00~
世界の子供服マ・メール ファッションショー
衣装合わせでお越しになられたOさん、帰りに寄って下さいました。
大勢のほうが賑やかなので、年齢枠によっては今からでもエントリー可能らしく、
もしマッセアトゥーラのお客様の中で、ご希望の方がいらっしゃいましたら、是非ご連絡下さいね!
昨日に引き続きまして、
今日もサルトリアクレセントのオーダー会。
お渡し、仮縫、採寸、ご見学、と盛りだくさん充実の1日でした。
今日のトップバッターNさんは、
仮縫~完成までの間に、ホノルルマラソンで
体型が激変?されたので、部分的に調整をさせて頂いての再納品です。
お2人目のMさんは、ご自身のFBページで、製作過程をご紹介下さいました。
とても品格のある着こなしをされるMさん。
英国製スーツやナポリ製のスーツも、ご経験されるMさんに、
是非、手縫い一人縫い(丸縫い)の洋服の馴染みを体感して頂ければ嬉しいです。
2年後、3年後、Mさんに寄り添った洋服になってきます。まるで人生の伴侶ですね。(大層か!?笑)
この後、以前オーダー下さったTさんが
その時のスーツを着て、生地をお選びにお越し下さいました。
クレセントの河合氏からのお土産を頂きながら、あれやこれやと話しているうちに、
すっかり写真を撮らせて頂くのを忘れました(汗。
途中、ホームページを見てご見学ご来店頂いた方に、、
ご予約でお越し下さっていたTさんが宣伝隊になって?下さいまして
話も和やかに、、ご新規のFさん、次回ご予約の上お越し頂けるとの事、楽しみにしています。
お洋服好きの者同士、ありがたいひと時でした。皆さん、ありがとうございます。
その後、完成したお洋服をお渡しのNさん。
今日のスーツに合うかなと、シャツとタイを合わせてきて下さいました。
嬉しくなってテンションMAX(笑、着て頂いたまま、1階にあるいつも休憩で使わせて頂くバールに。
談笑ばかりか、次のスーツの打ち合わせ。次回は貴重な6プライの3Pで決まりました。
いつも美味しいマキアートやマロッキーノ、ありがとうございます♪
その後、上手い具合に30分だけ空いていた時間帯に、
ブログを見てお越し下さったSさん、初めてのオーダースーツだそうですが、
今までZ社にはじまり、B社やK社を着てこられ、一度お試し下さるとの事で、次回お越し頂ける事に。
そして、生地好きOさんのコートの仮縫い。
前回はリード&テイラー社のエスコリアル100%での3ピースでした!
その後、モクソン社のカルゼでコート、スパンカシミア100%でスーツ、などなどが並び、、
そして今回は!金色に輝く!!ウールエキスポ社のビキャッシュでコート!!
シルエットの造形、着用感の確認、長時間お付き合い頂きまして、ありがとうございます。
本当に金色に輝いています。
ボトルキープ入りました(笑
お土産、本当にありがとうございます!
今日はお時間がありませんでしたが、次回はぜひ、、
オールドラリックなどで、いつものように、、閉店後、、お願いします(笑。
2日間、お越し下さった皆さま、ありがとうございます!
次回は6月初旬を予定しております。
30歳を目前にして、
これからの基準となる、
ちゃんとしたスーツを誂えよう。
そう考えられたNさんは、
何件かのテーラーを見て回られたそうです。
最初、ブラッと寄って下さって、その日は一旦お帰りになられ、
改めてご予約してお越し下さいました。
お帰りになられたのか、僕が帰ってもらうように促していたのかは不明です。
以前のエピソード「作ってもらおうと思って行ってるのに、帰れと言わんばかりだったので帰りました」
と、取材の時にご登場頂いた小西さんから聞かされてショックを受けたんです(笑。
色々と見てもらって、納得のいくお店でオーダーして欲しいなと思って。
今回はどうだったのか、Nさんに聞いてみます!(笑
採寸までの、この流れだけでも、
スマートな大人の、これからの『基準』になっています。
今回の流れ、僕からもNさんにお礼を言います。「ありがとうございます!!」
長身でスラッとされているNさんですが、
流行の服ではなく、それでいて古臭さくもないスーツを
ご希望でしたので、細身ではありますが、基準となる『紳士服』にしましょう!
ということで、洋服ではない、きちんとした紳士服を前提にしました。
着丈やパンツ丈などの基本は外していません。
スタイリッシュですが、とても品と格を感じさせてくれます。
30歳、これからの基準となる『紳士服』に仕立てあがったのではないでしょうか。
今回を機に、お手入れの方法もしっかり身につけていって下さいね。
以前ご紹介させて頂いたこちらのお洋服も『ダブルクロス』です。
着るほどに、どんどん馴染み、表情を変えてゆく生地です。末永くご愛用下さい!
僕も、
高校時代に親に買って貰った初めての高級靴、
チャーチのスエードのフルブローグと、
JMウエストンのローファーで、靴のお手入れ方法を学びました。
その2足で「失敗と成功」を経験し、その経験が今のマッセアトゥーラにつながっています。
洋服のお手入れについては、この仕事に就く頃迄、
まるで都市伝説のようなクリーニング神話に縛られていましたが(苦笑。