今日のKさんの仮縫い風景。
最近の「軽く!柔らかく!!」の傾向に
真っ向から勝負?を挑む『480g』のフランネルです!
とってもモッサリしています(笑。その素朴でモッサリした雰囲気が最高!
英国ハダスフィールドのマーティンソン社(Martin sons & Co,Ltd.)のイングリッシュフランネル。


フランネルにはウーステッドフランネル(梳毛)とウールンフランネル(紡毛)がありますが、
今は、270g程度の薄手のウーステッドフランネルが時代性を独り占め!

ですがKさんが選ばれたのは、
ボリューム感たっぷりの味わい深い紡毛フラノ
昔ながらのイメージは、時代性の高い梳毛フラノ(ウーステッド)じゃなく、こっちです!

「出来上がり、いつでも良いですよ。」
「来年でも構わないですよ。」
いつもKさんは、そんな風に言って下さいます。
でもKさん、そこまでかかりませんよ。
イメージ忘れてしまいます(汗。

Martin Sons&Co,Ltd. (英国|ヨークシャー州八ダスフィールド>
左から営業企画デザイナーのハンナさん、マネージングディレクターのゴードン氏、
そして、セールスディレクターのジェーンさん


下の画像は、本社にある
3プライFRESCOの技術特許の証です。
2008年2月マーティンソン社訪問Martin Sons&Co,Ltd.(マーティンソン)




お待たせ致しました!今日は、
以前、大切なジャケットのお修理をご依頼頂いたTさんの
初マッセ!スーツのお渡しの日。この紺とも茶とも例えようのない表情は個性的です。


ベストの仮縫は、
お急ぎでないとの事でしたので、
完成したスーツに合わせながらさせて頂きました。
きっとこの方がイメージも持って頂きやすいですし、お勧めです。
ただ、、お付き合い頂く(ご来店頂く)回数が、1回は必ず増えてしまいます(汗。




ミラノのサルトリアクレセントのオーダー会の1コマ。
来春に向けての仮縫。男臭い迫力のあるソラーロで、ミラノの雰囲気に合います。




8年振りに、ナポリから2人のカチョッポリ氏が遊びに来てくれました!
ナポリでお世話になった2007年1月以来の再開です!
コジモ(右)も髭に白髪が混じってきて、
良い感じのオヤジになりました。
ヴィンチェンツオ氏(左)は相変わらず甘~い雰囲気。


僕が着ているジャケットは、
当時コジモが着ていたジャケットに一目惚れして、
ナポリに行った時に連れて行ってもらってオーダーした伝説の名サルトの服です。

この後、隣のビル(ハービスENT)の地下にあるバールへ行きました。
ナポリにいるような気分を味わえました。グラッツィエ!



僕が大好きなナポリのアットリー二が並んでいます。
この他にも、数着お預かりしています。
20140921_1

オーダー屋をやめて、
お客様のサイズに修理して、、
既製服を販売しようかなぁ~なんて(笑。
20140921_2



自分の着たいイメージをしっかりお持ちのNさん。
ジャケットは、ビスポークチュールで再現、これは成功です!
プレタクチュールでも(パターンオーダー)、イタリクチュールでも叶いません。


パンツのラインは独特ですから、ハウスクチュール(フルオーダー)で。
パンツって簡単そうで、簡単じゃないんですから!
ある意味ジャケットより難しいかも。


色々なラインを使い分けてご提案させて頂きます。
なので今回、パンツだけハウスクチュール(型紙フルオーダー&職人縫)
さすが、いい感じに収まりました♪


既に今までにもNさんの「お好きな!」パンツを何本か再現しているので、
これでお気に入りのシルエットは出揃いました。



Nさんのミルクチョコレート色のVintageフレスコ。

Nさんの、ミラノとナポリの雰囲気が融合したかのような、手の匂いコテコテのジャケットです。

手の匂い、、生地をシンプルにした分、ジャケットらしさを醸すために決めた方向性(笑。
普通の紺に見えて、2/1の綾織なので、表情が豊かな生地です。
光の当り方で、かなり色が変わる魔性の表情(爆。


今日、Mさんからオーダー頂いた生地も紺色なのですが、
そちらは英国製の目の詰まったもので、それをいかに柔らかな印象に仕上げるか、がテーマです。
他にも英国製、Wハルステッドのソラーロでスーツをオーダー頂いたり、
皆さまのお陰で、充実したオーダー会になりました。
本当にありがとうございました!

*次回は11月末~12月初旬を予定しております。



今日と明日、サルトリアクレセントのオーダー会です。
今日、仮縫フィッティングをさせて頂くUさんの地襟の最終調整です。

河合氏、襟を掛けています。

今日から2日間、皆さまとお会いできます事を楽しみにしております。



モーニング、格好いいですね~

お写真の時のパンツ丈の見え方にも気を配り、、

ウエストの絞り位置や丈など、全体を見つつ調整していきます。

全体のバランスはいかがでしょうか。もう少しウエストの絞りが強いほうが、、
袖も、肘の辺りで少し絞った方が良いでしょうか。やり過ぎてもエレガントじゃないですし、
足らなくても野暮ったくなりますし、、この辺のバランスの組み立てを期待してお任せ下さったのですから、、
Hさん!心地よいプレッシャーでーす!!(笑

フロントカーブを変化させ、少しエレガントさを加えましょうか、、少しスポーティーかな。

ネクタイは10年近く前、ご長男さんのご結婚式で使われたブリオーニだとか。
巾もたっぷりとしていて、肉厚なシルクが良い雰囲気です。
完成までに微調整を入れさせて頂きますので、
もう一度お付き合い下さいね。




フォーマルコーナーにあるモーニングの堅さが好きじゃなく、
イタリアのB社やK社、V社も見に行かれ、マッセアトゥーラにお任せ頂くことに。

お好みのスタイルになるよう、
生地の選定、各仕様の打ち合わせも済んで、いよいよ裁断まできました。

お好みの造形になるよう生地はイタリア製を選定、

芯の組み合わせも、すべては柔らかなドレープが表現されるHさんご希望の完成形のために。