着るか、着られるか。
Masse Atturaからのお知らせ
2019-09-08
ビスポーク靴『Perticone』トランクショー開催

ビスポーク靴「Perticone – seiichi yoshimoto」 
  ◎BLOG http://shoemaking-in-italy.blogspot.it/
  ◎Instagram https://www.instagram.com/perticone_official/

==================================
開催日:2019年10月02日(水)・03日(木) 両日とも11:00~20:00
     10月02日(水) 14:00~18:00のみ空きがございます
     07月03日(木) 全ての時間帯ご予約頂きました
      ご見学頂ける程度の空きがあります。
      ご興味がある方は、是非お問い合わせ下さいませ
==================================
ご注意:必ず事前にご予約をお願いいたします


担当:柳瀬
salon@masseattura.com
06-6345-8708

Perticoneについては、こちらをご覧ください→2017年11月11日




記事タイトル一覧
2006-05-27
色に拘った生地選び

今日、マッセアトゥーラで最初の1着目をお創り頂いたYさんは、

奥行き感のある、表情豊かなドラッパーズの英国製Super150′Sの生地を選ばれました。

選ばれた基準は、クオリティーでもブランドでもなく、純粋に色だけです。



色に拘る余り、価格やクオリティーを無視して、

結局は、店内にある全ての生地サンプルを3時間近くかけてチェックして頂きました。






最後は5色に絞り込んだのですが、かなり微妙な違いで、

このレベルだと目が慣れていないと、絶対違いには気付かないと思います。



色に妥協せず、Yさんが選ばれた150′Sと云う素材、、

ここまで繊維の細い素材だと、耐久性などの問題で、日々のご着用には不向きです。

ただ、お話を伺うと、月1程のご着用で、車の運転や椅子に長時間座るといった

ハードな?状況で着られる事も無いそうです。



最後まで残ったもう1着の方は英国製ハリソンズのSuper120′Sで、

しかも、色に慣れていない人が見ると、ほとんど差異を感じない程の酷似色でした。

選ばれた生地が、幾らYさんの理想とされていた色と云えど、

色だけで150′S を選ばれるのは、、とお節介にも思いましたので、

そちらをお勧めしようと、

両方の生地の、特性やお手入れについて詳しくお伝えしました。



150′Sと云う選択については諸論あると思いますが、

気に入った色柄を最優先事項として選ぶ、、

それはそれで、着手にとっては最良の選択だなぁ~って思いますし、

そんなに強い意志をもってこのスーツを着て下さる、

そんなYさんの気持ちが、嬉しくて嬉しくてたまりませんでした。

そんな思いをもって生まれてくるスーツ、きっと末永く大切に着て頂ける事と思います。

これなんですよね、僕が皆さんに伝えたい気持ちって、、



今日は(も?)、長々と失礼しましたっ!