着るか、着られるか。
Masse Atturaからのお知らせ
2017-10-14
信三郎帆布のジャケットを親子で

Kさんご家族のベストショット!
今日は、夏にお渡ししたお揃いのジャケットを着てお越し下さいました。
こうして3人が並ばれると普通のご身長に見えますが、
Kさんが184cmですから、目立つ目立つ!

Kさんが息子さんお2人に「自分のサイズを知って欲しい!」ということで
普段でも仕事でも気軽に羽織れるこの生地を選ばれました。

実はもうひとつ理由がありまして(笑、
この生地はジーンズと同じで、経年変化で表情が大きく違ってきます。
5年後10年後、誰のジャケットが格好良く育っているかを競おうとするKさんの魂胆があります!
あっ!バラしてしまった、、でも、Kさん!不公平のないように!(笑
裁断前に3人でめいめい洗って頂いたのですが、
その段階からスタートしています!


今日はご長男H君のご家族も一緒に寄って下さったのですが、
いつも皆んな仲良しの、Kさんご家族。
Kさんから、「息子2人も一緒に、同じジャケットを作ろうと思う」と、
このお話を最初に聞いた時、何だかジ~ンときました。

理由を話し始めると長くなるので控えますが、
次男のK君が中学2年生の時、僕がダイビング講習を担当させて頂いたり、
こうしてお揃いのジャケットを作らせて頂いたり、
僕にも、まだ小さな息子が2人いたり、
本当に嬉しいかぎりなわけです。
Kさん、いつもいつも本当に有難うございます!





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2009-05-12
生地のお持込み

お父様がテーラーを営んでおられたというKさんですが、

そのお父様がお亡くなりになられ、縫ってもらえる人が居なくなって、

困っておられた折、10年来お付き合いをさせて頂いているお客様からご連絡を頂きました。



そのお客様Oさんから、「柳瀬さんトコ、生地の持ち込みって出来る?」とお電話があり、

基本的にはお断りしていると言う理由を色々と伝えさせてもらいました。

その理由は、お客さまにかかってくるリスク、そして、

僕の方にかかってくるリスクです。



万一事故が起きた場合、その生地が一点物で差し替える生地がない場合ですと、

その生地は戻ってきませんから、多大なご迷惑をかけてしまいます。

代わりの生地を探そうにも、全く同じ生地が見付からないと、

お金で解決する以外に解決策が見付からない場合、

正直言って、お客さまにとってはお金の問題ではない!となってしまいます。



またこれはあって欲しくない事ですが、

残念にも、最初から悪意がある方がいらっしゃって、

法外な代金を請求されて困った事があるという事も聞いたことがあります。



人がすること、細心の注意を払っていても、100%は不可能です。

ですので、やはり信頼できる方でないと、、と言うのがこちらの言い分なわけです。



たまにご新規で来られたお客様が、

「持ち込み料を払うから」と言われるケースもありますが、

そういう問題ではないこと、ここまでお伝えして分かって頂けると思います。



しかし例外的にお受けするケースもあります。

もちろん、持ち込み料なんてなしに、仕立て代だけの費用で。

今回のOさんからのご紹介もその一例で、Oさんの人柄や信頼感によるものです。



もちろん、Oさんと僕との間でいくら信頼関係があると言いましても、

Kさんが「大切な生地、お前に任せられるか!」ってなると、成立しない話ですが。(汗)



今回の生地、前回の仮縫で型紙も完成していますので、

生地の特性を見極め、微調整の上でいきなり本縫いに入らせて頂きます。

大切な生地をお任せいただけます事、嬉しく、そして光栄です。

出来上がりまで暫くお時間下さいませ。